サラム!こんにちは!キルギスからお送りしております、なまこです。
実はわたくし、最近ハマっているキルギス料理があるんです。
それがこちらの、ペルメニです。
ペルメニとは、お肉&玉ねぎや、じゃがいもを生地で包んだシュウマイの親戚のような蒸し料理です。
写真のように、スープに入れたりなんだりして食べられています。
今回はそのペルメニをお家で作ってみました!!
材料はすべて日本で簡単に手に入ります。今回の記事を読んで、ぜひチャレンジしてみてください!
※この記事のどこかに一歳児のキルギス赤ちゃんが隠れています。見つけてみてください。
調理スタート!
今回作るのは、ほんのりトマト風味のスープと合わせたこちらのペルメニです。
ぺルメニ生地
- 材料
小麦粉
塩
水
…たったこれだけです。あまりのシンプルさに驚きました!
因みに分量をホストマザーに聞いたところ、
「感覚」
と言われました。
キルギス人の彼女にとって、生地を作ることは日常茶飯事でいちいち分量なんか量ってないようです…
最終的に耳たぶくらいの柔らかさの生地になるように練りながら調整してみてください。
・作り方
材料をすべて混ぜます。
キルギスではお馴染みの「右素手」で愛情を込めて混ぜ合わせ、こねてゆきます。
「左手は不潔なものを触る手」という考えが今でも残っているそうで、食べ物を触るときは基本的に右手を使います。
粉っぽさがなくなり、耳たぶくらいのすべすべした生地になるまでひたすらこねます。
生地がまとまったら、掌サイズに生地を切り取り、薄くのばしていきます。
ここで登場するのがキルギス母達の三種の神器・長い麺棒です。
キルギスのどのお母さんも、この麺棒を使えば生地を素早く薄く丸く伸ばすことができます。
麺棒を使って、2mm程の薄さになるまでひたすらのばしていきます。
こんな感じに
テーブルクロスの柄が透けて見えるほどです、まさに職人技。
伸ばした生地を丸く切り抜きます。
掌サイズで。
これで生地は完成!
後は具を入れて包むだけです。
※具材を作っている間、生地が空気に触れて乾燥してしまわないように蓋を被せるなどしておいてください。
ペルメニの具(以下目分量です)
玉ねぎ 大玉3つ
牛肉 1kg
塩 大さじ3
胡椒 大さじ4
七味唐辛子(もどき) 大さじ3
※言い忘れましたが材料は6皿×3食分です。多いのでご注意を。
・作り方
玉ねぎと牛肉をみじん切りにしていきます。
因みにキルギスの玉ねぎ、切っているとすっっっっっごく目に染みます。
号泣したかのように涙が出てくるんです。
そんなに強いんなら味はさぞ辛いんだろうなと思いませんか?
ところがどっこい、味は全然辛くないんです。甘味が強いんです。
日本で玉ねぎ嫌いな子供たちは、キルギスの玉ねぎなら大丈夫だろうなと思うくらいに。
みじん切りした牛肉と玉ねぎに塩、胡椒、七味唐辛子もどきのものを加え、手で混ぜます。
因みにこの後、ホストマザーと二人して「もっと細かいみじん切りにすればよかったね」とプチ後悔することになります。
しっかり混ぜて馴染んだら、
いざ!生地に詰めて包んでいきます!!
ぺルメニ包み
いよいよ一番の見せ所、具材を生地に包んでいく工程に入ります。
丸く切り抜いた生地の真ん中に具を乗せます。
今回は具材のみじん切りが大きすぎたので、適量を乗せにくくなってしまいました…
具を包み込むように生地を半分に折りたたみます。すると半円の状態になります。
半円の両端同士を手前に合わせ、剥がれないようにしっかりくっつけます。
こんな形になります。
これをひたすら繰り返し、たくさん作っていきます。
蒸し器に並べて、火にかけ蒸していきます。
蒸しあがりが楽しみです!
スープ
今回はトマト風味のスープを作ります。が、正直ぺルメニに合わせるスープは何でもいいです(笑)
日本で作るならコンソメスープや鶏がらスープ系が合いそうです。きっとお味噌汁には合いません、悪しからず。
- 材料
玉ねぎ 中1玉
ニンジン 2本
じゃがいも 中3個
ししとう (唐辛子で代用可)少量
油 大さじ1
トマトペースト 適量
水 鍋にいっぱい
塩 適量
胡椒 適量
ディリ(それっぽいハーブで代用可) 適量
※しつこいですがこれは6皿×3食分です。多いです。
・作り方
玉ねぎは薄切りに、その他の材料は一口大サイズに切っていきます。
お鍋に油をひき、野菜を炒めます。ある程度火が通ってきたらお水を加えて煮ます。
そこそこ煮立ったらトマトペースト、塩、コショウ、ディリで味付けをし、さらに煮ていきます。
じゃがいもやニンジンに火が通ったらスープの完成です!
仕上げ
スープが出来上がったころに、ぺルメニも蒸しあがったようです。
早速お皿によそっていきます。
はい!完成です!!
早速、いただいてみます…
…美味しい!!!
もちもちの生地に包まれたぺルメニの中からは、ゴロゴロ入った牛肉が肉汁と共にうまみたっぷりに広がります…
ししとうがピリッと効いたスープがこれまたよく合うんですわ。
結局一杯じゃ物足りなくなっておかわりしちゃいました。
終わりに…
今回はキルギスのシュウマイの親戚、ぺルメニを作ってみました!
たまには違った料理を作ってみたいな…というそこのあなた!
ぜひぜひチャレンジしてみてください。
生地伸ばしに根気は少し必要ですが、日本でも作れますよ!
さて、今回の記事に隠れた一歳児、あなたは見つけられましたか?
正解は…
ここでした!
彼女も将来有望な麺棒使いになりそうです(笑)
見つけられた今日のあなたには、ちょっと良いことが起こります、たぶん。
今回はぺルメニ作りにお付き合いいただき、ありがとうございました!
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!!
クルシュクンチュー!
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