Сайн байна уу.こんにちは。
モンゴルの首都、ウランバートルで活動しています。
モンゴルは人口約330万人の国です。そのうちの半分の150万人がウランバートルに住んでいます。
なので、モンゴルといえば、草原を想像するかもしれませんが、首都のウランバートルは大都会です。
先日、国内旅行でモンゴルのドルノド県というところに行ってきました。
ドルノド県はウランバートルから東に1000㎞強、離れた場所になります。
旅行の計画はモンゴルの旅行代理店の方にお願いしました。
モンゴルにも旅行代理店はいくつかありますが、日本語が分かるスタッフがいる旅行代理店もあります。
移動は車のみで行い、車で行くと移動だけで1日半かかります。
そのうち15時間以上は草原を走っていたような気がします。
車のパンクや、スタックも経験しましたが、モンゴルのドライバーさんにとっては慣れたもので、あっという間にいろいろなハプニングも解決してくれました。
目的地の途中にはモンゴルで一番広い平原のメネンギーンタルがあり、見渡す限り草原しかない景色は圧巻です。
そしてドルノド県に来た、
僕の一番の目的が草原博物館です。
皆さんはノモンハン事件をしっているでしょうか?
ノモンハン事件は1939年の5月に、満州とモンゴルの国境を日本軍とソ連軍が争い、多くの犠牲者が出た事件になります。
そのため、モンゴルでは事件と言わずに、地名をとり、ハルハ川の戦いと呼ばれています。
当時の戦いの跡を今でも確認できる場所が、草原博物館、ヤラルト博物館になります。
ヤラルト博物館ではノモンハン事件の際の歴史的背景や、当時の戦いで使用された、武器や装備品などを確認することが出来ます。
草原博物館では、広大な草原の中、当時の戦いで使用された、戦闘機や装甲車、薬莢などを見ることが出来ます。
歴史的事件があった場所で、青空のもと、このような歴史的な資料を見られる博物館は世界的にも珍しいのではないでしょうか?
皆さんもモンゴルにお越しの際は、広大な自然に包まれながらの、歴史探訪の旅はいかがでしょうか?
こちらの記事は2022年度3次隊(モンゴル/医療機器)関本貴紀さんに寄稿いただきました。
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