ボンジーア!!
ブリーチの後遺症でギシギシのヤマンバ髪に悩まされているブラジル在住のJuriです!
さて、ブラジルのご飯といえば、
みなさんおなじみシュラスコやフェジョアーダなどが定番ですが、
ブラジルは各エリアで違った食文化をもっています。
今回は、ヴィトリアの郷土料理をご紹介します!
魚介シチュー「モケッカ」
・Moqueca Capixaba ( モケッカ・カピシャーバ)
・Moqueca Bahia ( モケッカ・バイーア)
の2種類が存在します。
ちなみにモケッカには約300年ほどの歴史があるといいます。
モケッカ・バイーアは、
ブラジル北東エリアのBahia ( バイーア)州生まれで、
アフリカの食文化の影響を受けているといいます。
ココナッツミルクをベースで、
タラなどの白身魚をパクチーなどの
香草、野菜などと一緒に土鍋で煮込みます。
カレーみたいにご飯にかけて食べます。
一方モケッカ・カピシャーバは、
ここエスピリトサント州生まれで、
ここヴィトリアを語るには欠かせない郷土料理です。
ブラジル先住民の食文化の影響を受けており、
トマトベースで、魚以外にもエビやカニをおなじく土鍋で煮込みます。
ヴィトリアの中心地にある大通りには、
モケッカ・カピシャーバのレストランが立ち並んでおり、
夜や休日の昼には
モケッカを食べながらビールを飲むのが
カピシャーバ(ヴィトリア出身の人)の
定番の休日の過ごし方になっています。
レストラン「ヘストランチ・ピラオ」
今回ご紹介するおすすめレストランそのは大通りの入り口にある「Restaurante Pirão (ヘストランチ・ピラオ)」
このあたりにレストランやバーが立ち並んでいます。
このお店はモケッカ料理店の老舗でブラジル各地から有名人が訪れるほど。
老舗だけあって、少し料金はお高め。
店内には数々の有名人とオーナーのPirão(ピラオ)さんとの写真が飾られています。
味はもちろん超一流!
会社の大事な会合など、フォーマルな場面で使われることも多々あるようですね。
バナナモケッカ「モケキーニャ
そして次に、バナナのモケッカ。
ブラジルには何十種類ものバナナがあるといいます。
大きく分けると、
私たちに馴染みのあるフルーツとしてのバナナ(Banana prata)と、
料理用バナナ(banana da terra)
です。
ブラジルではこの食用バナナをフライにして食べたり、野菜と同じように料理に使ったりします。
そしてこのバナナのモケッカ
(Moquequina de banana da terra)は、
モケッカの魚の代わりに料理用バナナを
使用しています。
料理用バナナはそのままでは固くて味もなく、
食べられないのですが、
火を通すと甘い味が滲み出て、
形が崩れることなく煮込み料理や揚げ物にすることができます。
このバナナモケッカはベジタリアン料理としても知られていて、
ポールマッカートニーがヴィトリアを訪れた際、
ベジタリアンである彼は
このバナナモケッカを気に入って
滞在中、何度も食べていたといいます。
世界のポールマッカートニーが認めたバナナモケッカ。
食べる価値ありです!!
カニの甲羅グラタン「カスキーニャ」
そして前菜としてよく出てくるのが
こちら「カスキーニャ・デ・カランゲージョ(Casquinha de Caranguejo)」
ブラジルで海の幸を味わう際には
必ず出てくるといっても過言ではないこの一品。
カニの甲羅を皿の代わりにしたグラタンです。
ブラジルでポピュラーなカニといえば、
カランゲージョ(Caranguejo)と呼ばれる土の中で暮らす泥ガニと、
シリ(siri)と呼ばれる海水と淡水の交わる場所で暮らすカニがあります。
ここヴィトリアではカランゲージョを使った料理が多いようです。
魚介の雑炊「ピラオ」
そして最後に、
モケッカのサイドメニューとして
一緒に出てくることが多いおかず、
ピラオ(pirão)です。
これはモケッカに使う魚を調理した際に
出てきたダシを利用して、
キャッサバ芋の粉末
ファリーニャ・ジ・マンジオッカ(farinha de Mandioca)を
入れた日本でいう雑炊のようなもの。
ブラジル人はキャッサバなしで生きていけない
と言うくらいキャッサバをよく食べます。
かつてはムケッカの残りものでできた食べ物でしたが、
今では立派な一品として
レストランでもよく食べられています。
こちらもモケッカと同様、ご飯にかけて食べます。
これらを一つずつ頼んで、みんなで少しずつシェアして食べるのがブラジル流。
ぜひヴィトリアに来た際は、
家族や友達でシェアして食べてほしいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はブラジルのご飯の中でも
特にヴィトリアの郷土料理をご紹介しました。
ぜひヴィトリアに来た際は、ここでしか食べられない海の幸を存分に楽しんでください。
それではまた!
チャオチャオ!
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