マーロー!!
サモアは、まだまだ麻疹の大流行中です。
昨日と今日の2日間は、公的機関と商店は全てお休み、救急の場合を除いて車両の通行が禁止と中々の大事になっています…
さて、
今回は、ここそサモアを愛したある文豪について紹介したいと思います!!
文豪 ロバート・ルイス・スティーブンソン
ロバート・スティーブンソン
ご存知ですか??
この人の名前を聞いたことがなくても、
【宝島】【ジキルとハイド】の作品名は、
どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか??
そうです!!これらの世界的に有名な作品を世に残した作家こそ、このロバート・スティーブンソンなのです!
英国生まれのスティーブンソンは生まれた時から病弱で、若い頃に結核を患い各地で転地療養しながら創作活動を行いました。
彼が最後に選んだのが若い頃に取材で訪れた事のあった、ここ南太平洋のサモアなのです!
44歳の若さで生涯を閉じましたが、最後の4年間をここで過ごしました。
彼は弁護士の資格も有していたので、創作のかたわら住民の争いの調停等でアピアにも大いに貢献したそうです。
名作、宝島とは??
写真からも分かる通り宝島とは、
あの有名なワンピースももとを辿っていくとこの作品に辿り着き、冒険小説の祖となる物語こそ、この宝島なのです。
あらすじは、
13歳の少年ジム・ホーキンズは、1か月前に船乗りだった父親を亡くしたばかりですが、母親と一緒に宿屋も兼ねた居酒屋の「ベンボー亭」を切り盛りしています。
将来は父親のように立派な船乗りになるのが夢ですが、そこに謎の大男「ビリー・ボーンズ」という男がやってきます。「片足の男」にひどくおびえていたビリーは、争いの末に亡くなってしまいます。
地元の名士トレローニと医師のリブシーと共に、ビリーの荷物を調べたジムは、かつてビリーが海賊フリント船長の手下で、財宝を孤島に埋めたことと、その島への地図を見つけます。
そして、地図を手に宝島へ向け…
あまりにも有名なこの作品、どこの本屋、図書館でも見つけられると思うので、興味をもったら是非一度手に取ってみてください!!
Robert Louis Stevenson Museum
最後に、ロバート・スティーブンソンを偲んで建てられた
ここは、ロバート・ルイス・スティーブンソンが晩年を過ごした館で、これを記念館として観光用に公開したものです。
中を自由に見学して、当時の様子を知ることができます。
館内には当時の生活を物語る品々の他、各国語に訳された「宝島」等の作品が陳列されており、観光客の興味を引いています。
また、アピアの人々からはツシタラ(語り部)と呼ばれて慕われたと言うスティーブンソン。
アピアでは見逃せない観光スポットです。
また、大人1人約800円の手頃な入場料も魅力です!
まとめ
サモアには、良くも悪くも本当にこれといって何もありません。
娯楽施設も首都近辺に数えるほどです。
けれども、気候が穏やかで自然が豊かで美しいこのサモアを終の住処に選んだスティーブンソンの気持ちも、ここに住んでみるとなんとなく分かる気がします。
自分も老後は、こんな風に何もない場所でゆったりのんびりしたいものです。
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