パプアニューギニアの文化が一堂に!国立博物館!

クールな施設

グッデーオルゲタ!
パプアニューギニア在住のじゃいあんです。

 

雨季でどんよりジメジメのPNG東ニューブリテン州。
寒がって元気がない同僚がなんか可愛らしいです。全然暑いけど。

 

今回はパプアニューギニアの国立博物館を紹介します。

パプアニューギニア国立博物館・美術館

PNG National Museum & Art Gallery

1977年にオープンした国立の博物館・美術館で、パプアニューギニアの国中から集まった1800年代以降の遺物、工芸品が展示されています。40年以上の歴史ある博物館ですが、建物自体も綺麗で整然とした展示が印象的です。

800以上の部族が存在するPNGではそれぞれの部族が独自の文化を有します。
ここなら一箇所で色んな部族の歴史や文化を見れるなんて、うますぎて馬になっちゃいますね🐴

基本情報

・場所

首都:ポートモレスビー、ワイガニ地区
国会議事堂のほど近く

 

・営業時間

月曜―土曜9am-3pm
日曜1pm-3pm
※祝日休み

例に漏れず、イレギュラーな営業状況の変更が突如起こるので、事前に電話かメールするのが吉です。ただし通じないことも多いので行ってみないとわからない場合も。ご容赦ください。

・入場料

1人10キナ(約320円)
※たまに違う値段を提示されることがあるらしい(なんでや)。気をつけましょう。

展示紹介

木像や絵、楽器や武器石器など展示のジャンルは多岐に渡ります。

2階建ての広いスペースを活用しており、一つ一つの作品の展示がダイナミック。しかしかぶっている展示も結構あり、いやむしろ持て余してる、、、?と若干思わなくもないですが、これからも増やしていくんでしょうきっと。

展示の写真を載せて紹介してもいいよとのことなのでどどんといきます。

 

・民族衣装

各地の民族衣装に用いられるマスクや被り物。
1m越えの大きなマスクや、玉虫のような綺麗な虫を大量に使った飾りなど、各地の特徴が光ります。

  

 

・木像

手彫りの木像たちも個性多様です。
人をモチーフにした像が多くありますが、地域によってはワニがいたりトカゲや鳥がいたり。
作られた地域によって大切にされている動物が登場していて興味深いです。
見上げるくらいでっかいやつもあり迫力満点。

 

・楽器

左はガラムツという太鼓。ガラムツ自体の大きさは様々ですが、ここに展示されているのは最大級のもの、なはず。
僕は演奏しているとろを見たことないんですが、楽器の作成、演奏は男性に限られるそう。

右も太鼓で、名前はクンドゥ。お札にも印刷されているパプアの楽器の代表格。
国内の祭礼で広く使われます。

 

 

・武器

狩りや抗争に使われる槍と盾。率直にこれで突かれたらひとたまりもないわなと思います。
一見お面のようにも見える盾も。武器でもあり、一点ものの芸術作品でもあります。

 

 

・絵

2m近くある大きな絵は、よく見るととても緻密で色彩豊か。
色使いにトロピカル感が溢れてます。

  

 

・生活道具

色んな形のフィッシュトラップや僕が住む東ニューブリテン州で用いられるシェルマネー。
ちなみにシェルマネーは冠婚葬祭などでの贈与用に使われることが多いですが、場所を選べば通貨として使うこともできます。学校の学費がシェルマネーで払われる例も。まじか。

    

 

・飛行機

外には約100年前の飛行機があります。諸行無常を感じます。屋根作らなくていいのかな。

ざっくりですが以上で紹介を終わります。
PNG文化がぎゅっとつまった博物館。
パプアにお越しの際はぜひ!
テンキュートゥルー!ルキムユーゲン!

じゃいあん

この記事を書いた人

パプアニューギニア在住。東ニューブリテン州ココポの学校で理科教員。愛読書は宇宙兄弟。暑いのは苦手です。

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