アッサラーム・アレイクム!Kasumiです。
エジプトは先月まで厚手のコートにマフラーが欠かせないほど寒かったのですが、少しずつ寒さも和らいできました。
日本もエジプトも春の訪れまで、もう少しの辛抱でしょうか。
さて、今回はアレキサンドリアの町中にある遺跡をご紹介したいと思います。
マスル駅(Alexandria station)からスタートです。
人々が行き交い、色鮮やかに並ぶ品々、賑やかで退屈しません。
5ギニーだよ!安いよ!安いよ!と声が飛び交う、忙しいマスル駅周辺の市場を抜け
マスル駅からなんと徒歩5分以内にありました。まさに駅チカ!分かりやすい!
ローマ円形劇場 the roman theater
コム・エル・ディッカ Kom el-Dikka site (山のような瓦礫)という名前の通り、
1960年に遺跡を発掘するまで瓦礫に埋もれていたそうです。
入場料は80ギニー(約560円)学生だともう少し安く入れるらしい
入ると、困ったらいつでも声かけてね~とスタッフが英語で話しかけてきました。接しやすい!
説明書きも地図もしっかり詳しく書いてあります!
そして、どーん!
敷地に入ると、綺麗な草花に囲まれる遺跡。賑やかな町、周りの建物とのギャップがすごい。
急に静かになって、なんだろうタイムスリップ感。というか、ラピュタ感?
ローマから持ってきた白い大理石、アスワンから運んだ岩でつくった柱。
4世紀に建てられたとされています。
800人を収容できる観客席。中心部に行くと円形なのでかなり声が響きます!あいうえお~!
ローマ時代には音楽を聞き、ミュージカルやコンテストを鑑賞したと言われ、
会議場として使われた時代も。
はたまた、生徒が座って教育を受けていた?スピーチを聞けた?などなど。
様々な人々が話し合い、高め合った場所。
6世紀のイスラム教徒の占拠や地震での崩壊を乗り越え、今の姿としてここに残っているみたい。
よくぞ残った!
劇場以外に、大浴場もあるみたいで、散策してみます。
共同大浴場の跡地がしっかり残っていて、中まで入ってみました。
当時はローマ式大浴場、スチームバスなども楽しめたようです。いいなあ~
日本人としては、ババンババンバンバーンと歌いたくなります。温泉入りたい…
ちゃんと水を貯める貯水槽まであって水を送るために動物も活躍していたとか!お疲れさんです~
奥を進むと、
鳥の邸宅 『Villa of the Birds』といわれる大邸宅跡地がありました。
「鳥の邸宅」の名前の由来としてはアヒルやオウム、孔雀など、鳥のデザインが残る装飾が見つかったからだそうです。
デザインにエジプト人のおしゃれセンスを感じる。
見渡すと、先客がいらっしゃいました。
その名の通り、今でも居心地の良いお家なのかも。
そして無造作に転がる遺跡の破片たち。ボトリ。
敷地内には海底に沈んでいた遺跡が展示されています。
カイロじゃなくても、スフィンクスが見れるなんて予想外です。
敷地内に見どころが意外と多く、探索を楽しめました~
16:30には閉園しますのでご注意を。ギリギリに行くと、サクサク見て回ることになります。
近くの像(なんの像かわからず笑)周辺には、ローラースケートやスケートボードをする子どもたちでいっぱい。
ローラースケートをしている女の子に興味津々に声をかけられました。
「ようこそエジプトへ!どこから来たの?日本語知っているよ!おはよう!」
通りのおじさんたちは、挨拶を交わすだけで満面の笑みを見せてくれます。
アレキサンドリア、いいな~と見上げると月が見えました。
町の中に、現存する遺跡が当たり前のように存在するとは…まだまだ深堀りできそうなアレキサンドリア。
いかがでしたか?
それでは、次回までマッサラーマ!
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