パーニュ・クチュリエについて語る

D-ファッション

ア フォン ガンジア!(ファン語でこんにちは)

ベナン在住のErikaです。ベナンに来て約5ヶ月が経ちました。
最初の投稿にも少し書きましたが、私がベナンに来て素敵だなと思ったことは、街のいたるところにパーニュと呼ばれる布があり、クチュリエ(仕立て屋さん)でオリジナルの洋服を作ることができることです。

注:以下私個人の見解です!

パーニュとは?

アフリカンプリントの布のことをベナンではパーニュと呼びます。アフリカの他の地域ではカンガキテンゲチテンジなどという呼び名のところもあります。ベナンの布は色鮮やかなものが多い気がしています。カラフルでとてもかわいくて、私はベナンのパーニュが大好きです。

どこで売っているの?

布はコトヌーにあるミセボという問屋街にたくさん売っています。しかし街の雑貨屋さんやクチュリエの店先、マルシェなどで気軽に買うこともできます。展示されてる布は6メートルのことが多いです。

ミセボはこんな感じのお店がたくさん並んでいます。

いたるところに布!布!布!

マルシェでもパーニュは売っています。

デザインにも寄りますが、女性の場合3メートルあればワンピースを作ることができると思います!

注:街中で買う場合メートル指定が可能なこともありますが、ミセボで買う場合は基本6メートル単位もしくは12メートル単位になります。

お値段は6メートル3,000fcfa(日本円で約600円)から6メートル70,000fcfaするブランドパーニュ(VLISCOWoodinというブランドなどが有名です。このブランドパーニュが流行を作り出している感じです)まで様々です。
ちなみに私がこの前買ったパーニュは6メートル3,500fcfaでした。布にもよりますが、日本と比べてもかなり安いのではと思います。

地方で買う場合は輸送量の分値段が高くなることが多かったり(例:ミセボで6,000fcfaのパーニュが地方では7,000fcfa〜8,000fcfaで売っている、値段交渉の余地もありですが…)、一点ものの布であることも多いため、いろいろな種類から選びたいときや、たくさん量が欲しいときはミセボで買うのが良いと思います!

どのパーニュを買うかいつも悩みます。

ミセボは人で混み合っていることも多いので、スリなどに注意です。

買った布はどうするの?

買ったパーニュクチュリエに持って行って洋服を仕立てたり、個人で小物を作ったりします。私は自分ではパーニュを利用して、部屋のカーテンやランチョンマットやコースターを作りました。

リバーシブルの手作りランチョンマット。もちろん手縫いです。

クチュリエも街の至る所にあります。足踏みミシンが置いてあるのですぐにわかると思います。

クチュリエでは作りたいデザインを相談して(私は写真を見せたり絵を書いたりします)、その場で寸法を測りオリジナルの洋服を作ることができます。お店にはいろいろな服のポスターが貼ってあることが多いので、参考にできると思います。(ベナン人のスタイルだから似合うのではと思うデザインも多いですが💦)

巻尺で寸法を測ります。

クチュリエの値段も作るもの、デザイン、裏地の有無(安い布だと薄いことが多いので、私は洋服を作るときは裏地をつけてもらうようにしています。)、人、場所(大きな道路沿いにあったり、ちゃんとお店っぽい外観になっているところは高いかもです)などに寄って様々です。使いたいボタンやレースなどがあれば、あらかじめ手芸屋さんで買っていくことも可能です。(クチュリエに探してもらうより、その方が安く済むのでおすすめです)

ちなみに私がこれまで作ったワンピースは4,000fcfa(約800円)セットアップは5,000fcfa(約1,000円)でした。

ベナンで初めて作ったワンピースです。

自転車に乗ることも多いので、パンツのセットアップを作りました。

布代と合わせても、安ければ6,000fcfa〜7,000fcfa(1メートル1,000fcfaの布を3メートル+仕立て代で計算)くらいで自分サイズのオリジナルの服ができるので、最高です!
また、ベナン服を着ているとベナン人に喜んでもらえるので、これからもたくさんパーニュを買って服を作りたいと思います✨

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