マローエレレイ!
最近、家の庭いじりに目覚め始めたトンガのFukaです。
さて今回は、トンガの民族衣装についてご紹介します!
トンガの民族衣装とは?
トンガ人にとって民族衣装はとても身近で大切にされている存在です。
職場や教会に行く時、冠婚葬祭では男性も女性も民族衣装を着るのが一般的です。
なので私もトンガ人にならって、民族衣装を着て毎日仕事をしています。
そんなトンガの民族衣装はいくつかのアイテムに分かれています。
まず女性が着るセットアップのことを「プレタハ」といいます。
巻きスカートのことを「トゥペヌ」といいます。男性も女性も着ますが、女性の方が長めです。
女性がプレタハを着てから腰に巻くすだれのようなものを「キエキエ」といいます。
男女兼用で正装のときに腰に巻くござのようなものを「タオバラ」といいます。
キエキエやタオバラは市場で売っているものを買うか、自分で作ります。
市場ではこんな感じでいろんな形の物が売っています。
これらのアイテムをフォーマル度に合わせて使い分けています。
女性の民族衣装の組み合わせを日本の服装に例えて詳しくご紹介しましょう。
ブラウス+トゥペヌ+キエキエ=オフィスカジュアル
仕事やちょっとオフィシャルな場に行く時の服装です。私は基本的にこのスタイルで仕事をしています。
トップスに着るブラウスは何でも良いみたいですが、キエキエを腰に巻くので長めのものを着ている人が多いですね。
プレタハのトップスを着る場合もあります。
トゥペヌは黒が多いですが、たまに茶色の人もいます。
日本でいうオフィスカジュアルな感じかな?
プレタハ+キエキエ=スーツ
教会に行く時はこのスタイルです。職場で着ている人もいます。
プレタハは基本的にオーダーメイドなので、布屋さんで布を買い、仕立て屋さんに布を持って行って作ってもらいます。
布屋さんはこんな感じ。きれいな色や柄のものが種類豊富にあります!
布だけちょこっと買って、こんな風に壁掛けやクッションカバーとしても使えます。
南国感があってかわいいですよ!(ちなみに写真は我が家のリビング)
1mが10パアンガ~15パアンガ(約500~750円)で、プレタハを一着作るには3メートルくらい必要です。
私も一着作りましたが、悩んだ末に、トンガの伝統的な幾何学模様(クぺシ)に近い柄のものにしました。
仕立ての値段はお店によってまちまちです。
私が作ったところは上下セットで35パアンガ(約1750円)、トップスのみで25パアンガ(約1250円)でした。
採寸するときに、襟の形や袖、裾の長さの希望を伝えます。
完成したものがこちら。
シンプルな作りですが、オーダーメイドなだけあってピッタリなので気に入っています。
プレタハ+タオバラ=フォーマルスーツ、パーティドレス
教会の大事な行事やパーティ、お葬式など、冠婚葬祭はこのスタイルです。
一番フォーマル度が高い、正装といえるでしょう。
ちなみにお葬式は日本と同じで黒い服を着ます。
女性は黒のプレタハにタオバラを巻くスタイルですが、故人に近しい人であればあるほど、タオバラが大きくなります。
そしてお葬式の日だけではなく、しばらくの間は喪に服すため、数か月間はずっと黒い服を着ています。
トンガは大家族の国であるため、親族の誰かが亡くなることはとても身近です。
なのでトンガには黒い服装の人がとても多いです。
男性の民族衣装は?
男性は、女性ほど細かくは分かれていません。
上はフォーマル度に合わせてシャツにネクタイ、ジャケットを着て、下は黒のトゥペヌにタオバラを巻いています。
ちなみに中高生の制服は女子はワンピースですが、男子はシャツにトゥペヌを着るのが一般的です。
普段着ではズボンを履きますが、民族衣装はスカートなのです!
ちなみに、、、
トンガでは女性が肌を露出した服装をするのは好ましくないとされています。
普段は洋服を着ていますが、短パンやミニスカートを履いている人はいません。
また、敬虔なキリスト教の国なので、教会に行く際は正装をするのがマナーとなっています。
外国人に対してはそこまで厳しくありませんが、女性がトンガを訪れる際はロングスカートや10分丈のズボンを持ってくることをおすすめします!
まとめ
いかかでしたでしょうか?
トンガに来た際は、民族衣装を着た人々をたくさん見かけるかと思います。
特に日曜日のミサは正装で行くものなので、足を運んで色とりどりの民族衣装を観るのも楽しいですよ。
そして女性なら、お土産としてプレタハを作ってみるのもステキな旅の思い出になると思います!
それでは、また!
Toki sio!
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