ボンジーア!!
日本の人きこえますかー??
現在ブラジルは夏休みでパタゴニアを旅行中のJuriです!
さて今日は、まだまだ世界的に知られていないブラジルのヨーロッパと言っても過言ではない、おとぎの国のような街「オウロプレット」をご紹介したいと思います。
まるで童話の絵本の中に紛れ込んだかのような街並み。必見です!!
おとぎの国の街「オウロプレット」
「オウロプレット(Outo Preto)」は「黒い(preto)金(ouro)」という意味で、かつて金の産地として栄華を極めた街としてこの名前がつきました。18世紀では当時のニューヨークやサンパウロの人口を大きく上回るほどの大都市でした。
1897年に現在の州都ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)に移されるまではオウロプレットがミナスジェライス(Minas Gerais)州の州都でした。
金が枯渇した後は街は衰退しましたが、当時の街並みがそのまま残っていたことから1980年にユネスコの世界遺産に登録されており、これはブラジル国内では初の歴史都市としての登録でした。
現在では経済の多くを観光業に依存していますが、金の産地としてだけでなく鉱物資源が取れる街として現在も名を連ねています。その鉱物資源の代表として「インペリアルトパーズ(imperial topaz)」があります。
インペリアルトパーズ
インペリアルトパーズは「トパーズ(topaz)」という天然石の一種であり、世界中の産地で様々な色が採取される天然石です。
(写真提供:pinterest)
その中でも一番高価なトパーズと言われているのが世界中でもオウロプレットでしか採れないと言われているインペリアルトパーズです。
当時のブラジル皇帝であるペドロ2世にちなんで「皇帝」という意味のインペリアル(imperial)の名前が使われるようになったそうです。
強力なエネルギーを持つことから、「直感力と洞察力を鍛える」、「自分に必要なものを引き寄せる」というような意味があります。
恋人へのプレゼントはもちろん、自分へのプレゼントにもぴったりな天然石ではないでしょうか。
オウロプレットへの行き方
オウロプレットは一日で観光できるくらい小さな街ですので、メトロはもちろん、空港はありません。バスターミナル(rodoviária)から各都市に出る長距離バスを使って移動するのが一般的です。
ベロオリゾンチからバスで約2時間ですので、サンパウロからベロオリゾンチまで飛行機で行き、そこからバスでオウロプレットへ行くのがオススメです。
バスのチケットはバスターミナルで直接購入することもできますが、ハイシーズンであれば、ブラジル人に人気の観光地であるオウロプレット行きのバスは売り切れる場合もありますので、事前にインターネットで購入しておくのが安心です。
ブラジル国内の長距離バスはこのサイトで調べるのがオススメです。出発地と到着地を入力して各バス会社のバスのスケジュールと値段を確認することができます。
ベロオリゾンチからオウロプレットは片道約40レアル(約1000円)です。
この二都市間の長距離バスはほとんど「パッサホ・ベルジ(pássaro verde)」というバス会社が運行していますので、公式サイトから購入してもいいかもしれません。
Clickbusのサイトで買うのと値段は変わりません。
街歩きのヒント
さて、先ほども言った通りオウロプレットは端から端まで2キロほど小さい街ですので、観光するには1日または2日で充分ですが、時間が許す限り安宿でゆっくりと過ごすのも魅力的です。
また、道路は全て石畳みで上り下りの激しい坂の街ですので、歩き慣れた靴で観光することをおすすめします。
ブラジルは朝のゆっくりとした時間を大事にする文化ですので、朝食付きの宿がほとんどです。濃いコーヒーと一緒にフルーツや美味しいパンにハムやチーズをのっけて食べる朝は最高です。
街の中心にある広場には女子必見の民芸品がたくさん売っている青空市場があり、人懐っこいブラジル人のおっちゃんやおばちゃん達の世間話を聞きながら、民芸品をゆっくり選ぶことができます。
街中には立派な教会がたくさんあり、これらはコロニア建築の代表的なバロック様式の教会です。入場料は約6レアル(約300円)で、どの教会もだいたい月曜日が定休日になっています。
街は文字通り、おとぎ話の絵本に入り込んだかのよう。どこを切り取っても絵になるので写真好きにはたまりません。私もずっと写真を撮り続けて、この日だけで200枚ほど撮ってしまいました。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今日はブラジル随一のおとぎ話の世界をご紹介しました!
まだまだ世に知られていない美しい街オウロプレット。都会に疲れたあなたにもピッタリです。
ゆったりとした魔法の世界にどっぷりと浸かりに来てください。
それではまた!
チャオチャオ!!
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