インドにおけるブラインド柔道の魅力 〜2020パラリンピックにかける想い〜

D-スポーツ

 

こんにちは!

前回、「日本の柔道をインドへ!!」という記事を書かせて頂き、

インドにおける柔道のあり方というのを知って頂けたかと思います!👇👇

日本の柔道をインドへ!!
こんにちは! 今回はインドにおける「柔道」について私が詳しくご紹介したいと思います! なぜ急に柔道?と疑問に思う方も多いと思います。 実は私がインドで行なっている活動、それが柔道の普及なんです!! こう見えて...

 

皆さんご存知の通り、今では柔道というのはオリンピック種目にもなっており、

今年の夏行われる東京オリンピックでも金メダルが期待されている競技です🥇

 

そんな柔道における魅力や、まだまだ溢れている可能性、さらにはインドの

柔道をより詳しく知ってもらうために記事を書かせて頂きます!

 

今回のテーマはこちらです!

「インドにおけるブラインド柔道の魅力 〜2020パラリンピックにかける想い〜」

 

インド?ブラインド柔道??パラリンピック???

いきなりついてこれていない方も多いかと思います(笑)

そんな方のためにも一つ一つ詳しくご説明していきますのでご安心してください👍

 

ブラインド柔道の魅力

 

そもそも皆さん、パラリンピックに柔道の種目があるのをご存知でしたか??

実はあるんです!それも結構前から!

 

男子では1988年ソウル大会から、女子は2004年アテネ大会から

柔道はパラリンピックの正式種目になっています!

 

そんなパラリンピックにおける柔道というのは、

視覚に障がいを持つ全盲や弱視の選手たちが見え方の違いを超えて共に戦う

という視覚障がい者柔道、即ちブラインド柔道です!

またブラインド柔道はオリンピック同様、男女別・階級別で行われます!

 

ルール自体はオリンピックとほぼ同じですが、大きく違うのは試合の始め方です!

両選手が互いに相手の襟と袖を掴み、組み合った状態から始まります!

このようにブラインド柔道には組み手争いの時間がないため、試合開始そうそう

技の掛け合いになります!

 

 

選手の視覚障がいの程度は全盲(B1)〜弱視(B3)まで3クラスで分けられて

いますが、実際に試合をするときは選手の視覚障がい程度ではなく、

体重別で行われるため、試合上では選手は存分に戦うことができます!

また、全盲の選手に限っては審判が認識しやすいよう、選手の柔道着の両袖外側に

直径7センチの赤い円形のマークを縫い付けています!

 

SMAPの香取さんの一緒に写っているのは全盲で73kg級日本代表の永井選手です。

SMAPの香取さんと一緒に写っているのは全盲で73kg級日本代表の永井選手です。

 

ブラインド柔道の魅力というのは、オリンピックで行われる柔道とは異なり、

開始早々に決着がついたり、試合終了間際で逆転勝利というのもある、

大胆かつ繊細に試合運びを進めるところにあると思います!

さらには視覚に頼らず、触覚で伝わる相手の微かな動きや力の入れ具合、

息遣いから相手の出方を察知し、自らの技を繰り出さなくてはなりません。

 

私は、ブラインド柔道は、本来の「柔道」の魅力でもある心身を最も有効に働かせ

柔道の根本原理に従った技の掛け合いをする、いわば原点であると考えます!

 

インドにおけるブラインド柔道

 

さて、ここまでブラインド柔道の魅力について語らせて頂き、皆さんにも

少しだけブラインド柔道について関心を持ってもらえたことと思います!

次に説明するのはインドにおけるブラインド柔道です!

 

実は私自身も、今回インドに来てブラインド柔道に関わるまでは

インドの柔道事情はもちろん、ブラインド柔道事情について全く無知でした。

どんな選手がいて、普段どんな練習を行っていて、どんな試合をするのかなど。

そんなこんなでインドに来たわけですが、今回は昨年11月に行われた

全インドブラインド柔道選手権大会に密着してご説明したいと思います!

 

8th National Blind Judo Championships 🇮🇳

 

8th National Blind Judo Championshipsという年に一度の大きな大会が

昨年の11月の初めに行われ、試合会場はなんと私の暮らすハイデラバード!

 

大会には全インドから333人の視覚障がい者選手が集まり、2日間にわたって

試合が行われました!実はインドにおけるブラインド柔道の歴史はまだ浅く、

今回のナショナル大会で8回目です!しかし、今回は2020年のパラリンピックに

向けた代表選手選考も兼ねており、出場選手の数は大会史上最も多いです!

 

 

今回のナショナル大会に向けて、大会の1ヶ月前から私の教えているブラインドの

選手たちは合宿を行っており、その情報を嗅ぎつけた他の州の選手たちが大会の

2週間前に現地入りし私の行なっている練習に参加するなど、大会前からとても

勢いがありました!

 

早朝6時半の練習にて。

 

その影響もあり、短期間ではありましたが、私の教えていた選手たちが

見事ナショナル大会ではメダルを獲得することができ、彼らの夢でもある

2020パラリンピックに大きく近づいた選手もたくさんいました!

下のリンクから試合のハイライトが見れますのでぜひチェックしてみてください✅

 

Judo highlight - 8th National Blind Judo Championships
2019/11/2, 11/38th National Blind Judo ChampionshipsIndia Blind and Para Judo Association 🇮🇳 🥋

 

また、大会当日には、私の教えているクラブチームの生徒たちがボランティアとして

大会運営のサポートや、視覚障がい選手のお世話係を行ったり、裏方として

とても大きな貢献をしてくれました。

私自身何よりも嬉しかったことは、選手の頑張りはもちろん、大会に携わってくれた

ボランティアの生徒や先生方、多くの人の支えや協力があったことです。

この精神が柔道の根本に通じ、且つ柔道で私たちは繋がっているということです。

それが何より素晴らしいと思いました。

 

 

2020年パラリンピックに向けて

 

2020年1月下旬現在、パラリンピック代表選手選考は続いております!

未だインドでの内定選手は出ていません。

これは日本でも同じで、現時点では全選手に代表のチャンスがあります。

 

これから少しだけ代表内定に必要な条件をご紹介致します。

まず、パラリンピックに出場するには国内で優勝するだけでは足りません。

実は世界ランキングというのが柔道にもあります!

簡単にいうと、国内で各階級の代表を勝ち取り、国際大会で結果を残すことで

初めて、選手に世界ランキングポイントが加算させます!

この世界ランキングの上位ランキング者で行われる祭典、それがいわば

オリンピック・パラリンピックなんです!

 

インドでは2月上旬に世界で戦う選手を決めるべくセレクションが行われます!

そこで選ばれた選手がこれから行われる国際大会(グランプリ)に出場を決め、

各地でポイントを貯めパラリンピック選考に繋げるわけです!

 

正直、パラリンピックまでの道のりは容易なことではありません。

私自身もインドから何人の選手が選ばれるかも定かではないレベルです。

しかし、そんな状況下でも選手たちは試合に勝ち、自らの手でパラリンピックの

切符を手にしなくてはいけないんです。

 

私がどれだけ彼らのためにできるかはわかりません。

ですが、少しでも彼らのサポート、支えになれればと思っています。

そして今年8月末、一人でも多くの選手を笑顔で日本に迎えることが私の想いです。

 

まとめ

 

いかがでしたか!

今回はインドにおけるブラインド柔道、そして2020パラリンピックにかける想いに

ついて記事を書かせて頂きました!

この記事を通して、私は多くの人にインドのブラインド柔道の魅力や現状、

そしてパラリンピックへの関心を向ける事ができたらいいなと思っています!

 

余談ですが、2020年オリンピック・パラリンピック柔道種目の日程を

載せさせて頂きます!世界中の皆さんで今年行われるスポーツの祭典、

オリンピック・パラリンピックを盛り上げましょう!!

 

2020年東京オリピック 柔道

7/25(土)〜 8/1(土)

2020年東京パラリンピック 柔道

8/28(金)〜 8/30(日)

 

それではまた!👋

 

この記事を書いた人

現在、南インドのハイデラバードで日本の伝統武道である「柔道」の普及促進を目的に活動中。Facebook、Instagram、YouTubeなどでもインドでの日常、活動内容を随時載せていますのでそちらもご覧ください✅

2018年 日本体育大学卒業
2018年 大学卒業後、ギリシャのテッサロニキで柔道の指導を行う
2019年 インドでODAの一環として柔道の普及促進を目的に活動中

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