サモアと日本比べてみよう!(学校編)

クールな施設

マーロー!!

コロナウイルスの流行のニュースがちらほらと聞こえている中、とうとうサモアも日本からの渡航が制限されるようです…

今までなんとなく他人事に感じていたこのニュースですが、少しでも早い事態の収束を願うばかりです。

さて、今回はいよいよ新学期もスタートしたわたしの勤務する学校でもあるサパパリィ小学校について、また日本の小学校との違いについても紹介したいと思います!!

授業編

サモアの学校の授業は、基本的に座学が中心になります。

低学年の子どもたちは、英語の授業に歌を歌ったりすることもありますが、そうした活動を除けば基本は、聞くと書くになります。

こちらは、最高学年でもある7年生と8年生の合同授業の様子です。

ちなみに、新学期早々赴任予定だった先生が来れなくなってしまうというなかなか大変なハプニングによって、こうした授業が行われていますが、学校一パワフルな先生の力によりなんとか日々は続いています。

文字通り子どもたちの熱気とサモアの気候のせいもあり、教室の中はうだるようにあついですが、子どもたちは一生懸命勉強しています!

また、見て分かるとおり机と椅子がありません。これは、人数分用意するのが難しく、そのため床にゴザのようなものを敷いています。

給食編

サモアには、給食という文化はありません。

だから、子どもたちはそれぞれの方法でお昼ごはんを食べます。

その1

自宅から持ってくる。

文字通りですが、クラッカーやパパイヤ、マンゴー、バナナが人気です。

その2

家に食べに帰る。

学校の近くに住んでいる子は、家に帰って家族とご飯を食べます。

その3

売店で購入。

学校内に2つの売店があるので、そこでお昼ごはんを買って食べます。

1番人気は、ケケプアという名前の肉まんのようなもので、1つ40円ぐらいからとなかなかリーズナブルですが、毎日のことなので家が裕福な子どもしかこれは利用しません。

また、サモアはシェアの文化が非常に根強い国なので、それぞれのご飯を分け合っている姿もよく見かけます。

ただ、中には家庭の状況により何も食べないでいる子どもたちも少なくありません。

また、食べると言ってもスナック菓子がそのままお昼ごはんとなっている子どももまた多く、その結果、肥満や虫歯の原因ともなっています。

そう考えると、日本の給食は本当に優れたシステムだと言わざるをえません。

教室編

サモアの学校は、黒板よりも紙に書いてあるものを貼ることで授業をすることがほとんどです。

ちなみに、貼ったら貼りっぱなしなのでこの写真の黒板は、サモア語と英語、理科の内容がごちゃまぜになっています。

日本では、1時間ごと授業ごとに黒板はきれいにするものなので、はじめは面食らいました。

ただ、どうしても書き写すことが苦手な生徒もいるためこうするしかないというのが、先生方の言い分です。

各教室には、天井にこのようなファンがついています。

毎日暑い日々が続くサモアでは、これが大活躍しています!!

まとめ

サモアの学校には、もちろん経済的な理由によって、日本の学校と比べた場合足りないと感じるものや設備が多くあるのは事実です。

けれども、それをものともしないで一生懸命にそして楽しそうに授業を受けてくれる子どもたちを見ると本当に嬉しくなります。

  1. そんな彼らの前向きな姿を後押しするためにも、自分も微力ながら手助けができればと思います。

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