ア フォン ガンジア〜!(フォン語でこんにちは)ベナン在住のErikaです。
先週の土曜日、ベナン人のご自宅にお邪魔させてもらい、お昼ごはん作りを体験させてもらいました。メニューはベナンの主食であるパット(とうもろこしの粉でできたおもちみたいなもの)とピリ辛なソース、トッピングの鶏肉です。全部手作りすることができました!
鶏の解体について
まずは鶏をしめるところから始まりました。私はこの日は遅れて行ったため、到着したときにはもう鶏はしめられて解体作業中だったのですが、
手順としては
①首を切ってしめる
↓
②羽を毟る
↓
③細かく解体
↓
④煮る
↓
⑤揚げる
といった感じです。私は③の細かく解体の途中から参加して、作業を見せてもらいました。鶏肉は少しずつ、食べやすい大きさに切りわけられていきます。
解体中にびっくりしたのはお腹を開いたら卵があったことです。
この鶏はメスだったんだ…と思いつつ、どうやらもう産まれる寸前の卵だったような卵には、もう殻がついていました。(後ほどこの卵はゆで卵にして美味しくいただきました)
解体した鶏はまず茹でて、その後は油でフライにします。
できたての鶏のフライを味見させてもらったのですが、パーム油で揚げているからか、何も味付けしていなくても揚げたての鶏肉はとても美味しかったです。レバーや砂肝など、普段焼肉屋さんや焼き鳥屋さんで出来上がった姿しか見ることのない部位も「こんなふうになってるんだ…」と学ぶことができました。新鮮な鶏肉はとても美味しいということがわかりました。
ソース作り
次にパットに欠かせないピリ辛のソースを作ります。これはトマトや玉ねぎ、ピーマン(小さい唐辛子みたいなもの)を煮て作ります。辛さはピーマンの粉で調整していました。この日は日本人向けに少しマイルドな辛さになっていたと思います。
パット作り
パットの原料はマイス(とうもろこし)の粉と水です。まず鍋に水とマイスを入れて(このときは水多め)、沸騰したら後で調整するように水を少し取り分けておきます。そしてさらにマイスの粉を追加してひたすら練って混ぜます。このとき粉を追加しすぎたら、先程取り分けておいた水で調整します。両手を上手く使って、手早くどんどん混ぜることが求められるのですが、だんだんと弾力が出てくるので重くなっていきます。そして熱いです。よく混ぜないとダマができてしまうので大変です。
私もパット作りに挑戦させてもらったのですが、ベナン人のように上手く混ぜられず、、底の方から手早くかき混ぜるにはかなりの力が必要なのではと思いました。(結局ベナン人に代わってもらいました…手慣れた手つきで混ぜていくのすごいなと思いました。)
できたパットはまずはこんな感じで入れ物にいれられ、その後各自のお皿に盛り付けられます。
できたてのパットは熱々で少し食べにくいのですが(端の方から千切ってお皿の隅で冷ましておくのが良いことを学びました笑)、自分でも作ったからか今まで食べたパットの中で一番おいしかった気がしました。いつもより大量のパットを盛り付けてあったのですが、ソースをおかわりしながら完食することができました!
パット作りを体験させてもらって、ほぼ毎食これを準備するベナンのママたちはすごいと思いました。
また今回は途中参加だったので鶏をしめるところは体験できなかったのですが、次回はヤギやウサギの解体をしてみたいことを今回誘っていただいた方にはお願いしてみました。なのでもしやることがあったらまたここで報告しますね。
それでは次回の更新まで、エイザンデ〜!(フォン語でまたねという意味の言葉です)
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