ふるるボンジーア！
こんにちはみなさん！
ご無沙汰しておりました、ブラジル在住のJuriです。
コロナウイルスの影響で、日本は大変混乱していると聞いています。
最近はブラジルにもコロナウイルスの影響が出てき始めました。ついに首都圏の学校では休校措置などが取られ、ブラジル人の挨拶の基本であるキス、ハグ、握手を控えるように呼び掛けられており、「ノーキス・ノーハグ・ノー握手」という言葉をよく耳にするようになりました。人種の違いなどでいがみ合うのではなく、思いやりを持って、一緒に乗り越える時です。今まさに、人が試されているのだと感じます。どうかこんな中でも皆が平和に、健やかに過ごせていますように。一日も早く収束しますように。
ちなみに、よく海外界隈で言われているアジア人差別について、私はブラジルで一切受けたことがありません。
世間にミスリードされて正しい情報を見極めるのが難しい時代ですが、ブラジル人の優しさ、懐の広さに救われて、平和に過ごせている海外在住者もいることを知ってもらえたらと思います。
ボニート『bonito』
こんな時だからこそ、なにかを楽しんだり、人の幸せを祝うことはとても大事だと思います。
そこで今日は、海外旅行者がなかなか訪れないブラジルの超穴場、「bonito（ボニート）」という場所を紹介したいと思います。
「bonito」はポルトガル語、スペイン語ともに「美しい、きれい、かわいい」という意味の言葉です。
元々小さな街だったボニートですが、そこにある川が綺麗すぎて街の名前がそのまま「bonito」になってしまいました。
どんだけ綺麗な川やねん。それは見とかなあかん。
ということで早速行ってきました。
行き方
まず、先ほど言ったように、ボニートは元々とっても小さい街。空港はもちろんありません。
ご存知の通り、ブラジルは日本の約23倍の国土を持つ国ですから、移動だけで結構大変です。
黄色いピンで示したサンパウロから約800km離れた場所に位置するボニート。
空港もなく、サンパウロからの直通バスも通っていないため、近くの大都市「campo grande（カンポ・グランジ）」を経由する必要があります。
サンパウロ から カンポ・グランジ
ちなみにカンポ・グランジは沖縄系移民が多い都市で今でも沖縄料理店がいくつもあり、美味しいソーキそばが食べられることで有名です。
カンポ・グランジには空港も大きいバスターミナルもあるため、どちらでもサンパウロから移動することができます。
まず、飛行機を使って移動する場合、サンパウロのコンゴーニャス空港（CGR）かグアリューリョス空港（GRU）からカンポ・グランジ空港（CGH）行きの飛行機が出ています。
バスを使って移動する場合、サンパウロの「Barra funda（バハフンダ）」というターミナルからバスが出ていますので、ターミナルの窓口、またはオンラインでチケットを購入します。
オンラインでのバスのチケットはブラジル全土バス検索サイト「Click Bus」（ÇlickBus 公式サイト）での購入がおすすめ。数あるバス会社の中から格安のバスを選んでくれます。
カンポ・グランジ から ボニート
カンポ・グランジからボニーと行きのバスは「Terminal Rodoviária Campo Grande（カンポ・グランジ バスターミナル）」から出ています。
空港でカンポ・グランジに来た場合、空港からバスターミナルまで移動しなければなりません。車で約20分の距離なのでuberなどの配車サービスを利用するのが無難かと思います。
バスでサンパウロから移動した場合、バスターミナルに到着するので移動する必要はありません。
まず、バスターミナルに到着したら、ボニート行きのバスを探します。
カンポ・グランジ ー ボニート間を走るバスは「Cruzeiro do Sul（クルゼイロ・ド・スー）」というバス会社のみが運行しています。また、一日のバスの本数も3,4本と限られているので事前に調べておくのがベターです。
こちらの Cruzeiro do sul 公式サイト または、ブラジル全土バス検索サイト「Click Bus」（ÇlickBus 公式サイト）がおすすめです。
カンポ・グランジ ー ボニート間のバス料金は $67（約1600円）、移動時間は約5時間です。
見どころ①
ボニートの一番の見どころはやはり、透明度の高い川です。
ボニートには見どころと言われている川が2つあります。
その中でも一番おすすめが「Rio Sucuri（リオ・スークリ）」
（引用：https://www.bonitour.com.br/）
環境保護区域であるボニートでは、個人で川に入ることはできません。
1日の川に入る人数も制限されているため、ツアー会社を通して予約しなければなりません。
ちなみに、川の透明度が下がってしまうため、足を川底につけるのも禁止。
川の水を汚し、生態系を壊してしまうため、日焼け止めクリームも禁止されています。
現地やカンポ・グランジにも旅行代理店はたくさんありますが、ブラジルの夏休みに当たる12月や1月はハイシーズンになるため、連日予約が満席になる場合も。こちらも前もって予約するのがベターです。
そして、リオ・スークリの大人気ツアーといえばFlutuação！！
なにかというと、
川の上流から下流まで約2kmの道のりを2時間ほどシュノーケリングで流れる「水中庭園お散歩ツアー」です！！
街の中心地から車で20km、そこからトラックに乗って険しい道を進みます。
その道のりももちろん大自然。空気も美味しくてとっても気持ちがいいです。
ここでもブラジルの大自然が味わえます。
その先には川のはじまりの場所がありました。
この場所から雨水や地下水が滲み出て、川が流れていくのだそうです。
神秘的で思わず息をのんでしまいます。
もう正直これだけでボニート来た価値あります。
最高です。
ゆっくりと川の流れに身を任せながら、プカプカ浮かんだり、川のお魚と一緒に泳いだりできます。
驚くのは透明度！！！
こちらのツアーの料金は $200（約5000円）。
そしてこのツアーでは、ツアーごとの人数が少数に限られているため、観光地によくある観光客でガヤガヤといったことは一切ありません。自然の音と自分の呼吸しか聞こえない状況で、まるで自然と一体になったかのような体験ができます。
見どころ②
もう一つおすすめの川が「Rio Prata（リオ・プレート）」
prata（プラータ）はポルトガル語で「シルバー」という意味ですが、なぜこの名前がついたのかは分かりません。
そんな名前に似合わずこちらも透明度がすごい川です。
こちらもリオ・スークリに負けないくらいの透明度。
「違いは何か？」と聞くと、「どっちも綺麗！」
とのことでした。
時間がある方はぜひこちらも！
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日はブラジルに来たら絶対訪れるべき秘境をご紹介しました。
ブラジルの奥地にあるにも関わらず、国内人気が高いのも納得の透明度。
南米に来た際はぜひ訪れてみてください！
それではまた！
チャオチャオ！
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