そうだ、南インド行こう。

クールなイベント

ワナッカム!チェンナイのHikariです。

(南インドタミルナドゥ州の公用語タミル語でこんにちは!兼おはよう兼こんばんは。要はいつでもワナッカム!べんり~)

今回は先日友人が日本から遊びに来てくれ、ちょっと本気でチェンナイの魅力を伝えるツアーを計画・実施しましたので、その一部を紹介しつつ南インドの魅力をお伝えします。

そもそも「南」インドって??

まず皆さん、南インドってイメージありますか??

インド、と言えばまずはタージマハル、ガンジス川、そしてカレーというのが一般的な日本人のイメージでしょう。

南インド?

何があるの?

てかわざわざ南って分ける必要あるの?

同じインドでしょ?

と思ったそこのアナタ!

かの日本を代表する有名海外ガイドブック:地球の〇き方だってインドと南インドが分かれているんですよー!(しかし南インドのぶ厚さはインドの半分以下、書店にもインドはあっても南インドはめったに置いていません。)

日本人には全くと言っていいほど浸透していない南インド。実は魅力がいっぱいなんです!!

 

まずは地理的な区切りとして、

 

細かく分けると西や東もあるのですが、ざっくり南、北で分けるときはインド中部を東西に隔てるヴィンディヤ山脈で分けるのだそう。その場合も上の地図の南部がそのまま南インドとなり、西部、東部、北部が北インドという括りになります。

ちなみにインド、地図で見るとそんなに感じませんが、世界7位の国土を誇ります。日本の総面積はインドの5パーセントにも満たないと言うと分かりやすいでしょうか。主要都市の移動は飛行機が主ですね。

北になくて南にあるものなーんだ??

さて、上の地図では分かりにくいですが、ぱっとインドの位置をを思い浮かべたとき、圧倒的に違うことがあります。特に日本人に人気なタージマハルやガンジス川、首都デリーを観光していてはまず出会わないもの、、、

そう、海!!

海が近いということ!

インドに海のイメージがない方も多いのではないでしょうか?いやいや、赤道に向かって三角形を突き出したような形のインドは、インド洋、ベンガル湾、アラビア海という三種類の海に面しているのです。当たり前ですがその海岸のほとんどが南インドにあります。

と同時に北インドにはない、海に関わる暮らし、文化、ビジネスがあるのは想像に難くないでしょう。

 

世界遺産「マハーバリプラム」のスケールがすごい!

ではg具体的に見ていきましょう。南インドといってもとにかく広い!今回はチェンナイを州都とするタミルナドゥ州の世界遺産を中心にお伝えしますが、もちろん南インドの魅力は海岸線沿いだけではないので、小分けにして南インド在住の仲間の力も借りながらお伝えしていこうと思います。

 

チェンナイ市内から南へ約60キロ、ベンガル湾に臨むかつて湾岸都市として栄えたマハーバリプラム。

その海岸と岩山に残る寺院や彫刻が「マハーバリプラムの建造物群」として1985年、世界遺産に登録されています。つまり一つの建物や一ヵ所が世界遺産ではなく、世界遺産の範囲が広いのです。要は見るところが多いので見ごたえ抜群!普通に回っても半日は必要でしょう。

まずは海岸寺院(入場料:外国人600ルピー、インド人40ルピー)

その名の通りすぐそこはビーチという海沿いにある。かつては海岸沿いに7つあったそうなのだが、津波などの影響により、現存するのは2つのみ。

    

 

そして建造物が多くある公園内へ(無料!)

こちらはヒンドゥー教の説話「アルジュナの苦行」をあらわしたとされる彫刻。迫力抜群。これだけでも見ごたえ抜群です。

    

 

無料で開放している公園内にはそこかしこに歴史的価値の高い彫刻が。だんだんありすぎてありがたみがなくなってくるくらいです。そして日本じゃありえませんが、触れちゃうww世界遺産に座っておやつを食べたり、休憩しているインド人もたくさんいます。

驚くべきはこの建造物群、すべて一つの岩から掘り出されているということ。しかも掘りやすい砂岩系ではなく固い花崗岩から作られているというから驚き。

 

そして最後はお待たせしました。有名な映えスポット、「クリシュナのバターボール」です。坂の上に丸い岩が!なんで転がらないのか不思議!!象に引かせても動かなかったとか。

    

 

 

インドにもこんなリゾートがあった!

さぁ世界遺産も堪能したし帰りますか。

って、ちょっと待ってー!!

マハーバリプラムはチェンナイ中心部から日帰りで行くこともできてしまう世界遺産の街ですが、そのまま帰ってしまうのはもったいない!だってたくさん歩いて岩を登って疲れたでしょう?

今夜はマハーバリプラムで一泊しませんか?

・・・ということでやってきたとあるリゾート。

インドらしい喧噪の街から塀を隔てたそこはまさに別世界!

え?え?ここインドだよね?

思わず確認したくなるほどのクォリティのホテルの内装から細かなホスピタリティ。あんなに濃い~いインドを忘れかけさせる、おそるべし塀のパワー。

 

ロビーの一部と敷地内マップ

 

とにかくめちゃくちゃ広い!街の喧噪が届かないのも納得。部屋までの移動はゴルフ場のカートみたいなやつで。

 

お部屋

今回私たちはシャレーという三角屋根の家のようなガーデンビューの建物内の一室に泊まりましたが、敷地内にはオーシャンビューのヴィラやプールビューのシャレーなど利用するグループや用途によってさまざまなタイプが選べます。

 

プール♡

プールは2か所あり、一つは海に面した開放感のあるインフィニティプール、もう一つは端から端が見えないほどの大きなプール!!

平日ということもあり、ほぼ貸し切り状態でナイトプールを楽しみました。夜でも南インドなら全く寒くありません!

 

レストラン

そしてディナーは敷地内にあるシーフードレストランへ。

もちろんオーシャンビュー。砂浜の席もあります。

波の音を聞きながら食べる新鮮な魚介類。

南インドじゃないとなかなかないですよ~。

もちろんお酒もいただけます。

私的にはココナッツフィッシュカレーがインドで食べたカレーの中で一番おいしかったです。

    

 

この後シャレーに戻り、波の音を聞きながらバルコニーでロッキングチェアに揺られてルームサービスのビールをいただきました。いい気分でウクレレなんかも弾いちゃって、終わってほしくない夜でした。

 

翌日も存分に楽しみましたよ。朝6時の日の出に合わせて起床。海岸へ朝日を見に行きましたがこの日はあいにくの曇り空...。

ハンモック等もあって晴れていたら最高の景色だったことでしょうが残念。

朝食

気をとりなおして朝食ビュッフェへ。

さすが五つ星ホテル、宝石箱でした✨

    

ベジ・ノンベジ表記に加え、High energy,Low fatなども分かりやすく書いてあります。

インドらしく炭水化物は多めでしたが、目移りで目が回るほど楽しんで、気づいたら1時間半くらい滞在してましたww

 

スパ

晴れていたらプールと悩んだところでしたが、こちらも気になっていたアーユルヴェーダスパを受けることに。

あこがれだったシロダーラ(眉間に温めたオイルをたらし続けるやつ)に挑戦しました。こちらがシロダーラ専用のベッド。全身マッサージも付けたので本当に髪の毛の先から足の指までオイルまみれになりましたが(シャンプー2回でも落ち切らないw)心も体もリフレッシュできました。

    

 

さてさて、インドの喧噪を離れてこんなリゾートでのんびり。。。憧れますよね。

でもどうせお高いんでしょ~と思ったそこの奥さん!よくぞここまで読んでくださいました。部屋のタイプ、時期にもよると思いますが、私が泊まったお部屋、一人当たりの価格、

 

日本でビジネスホテルに泊まる程度です!

 

夕食、ルームサービス、スパはまた別ですが、この値段でこんないい気分になれるなんて、はっきり言って安いです。もちろんインドの物価を考えれば贅沢なのですが、全く手が出ない、というわけではありませんので南インドにお越しの際はぜひお試しを。私が泊まったここ以外にも素敵な海沿いのリゾートたくさんありますよ。

リピーターになってしまいそうです♡

まとめ

いかがでしたか?ごく一部でしたが南インド、ちょっと来てみたくなったでしょ?

インドに一度来たことがある人が、その混沌さに振り回され「もう二度と来ない!」と言っているのを時々聞きます。おそらくそんな方々は、デリーを中心に観光地や人の多いところばかり行ったのではないかなぁ。そんな一度インドに疲れてしまった人にも南インドはおすすめです。デリーのように観光客目当てのキャッチにしつこく話しかけられることもありませんし、人々も(やや)おだやか。食文化も違うし気候も違う。きっとインドのイメージがまた変わることと思います。

これからもそんな南インドの魅力をお伝えできればと思います。

 

 

 

 

 

 

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