サモア版全国学力テスト、その名はスペカ!

クールな人々

マーロー ラバ!!

皆さんこんにちは😃

サモアは、現在麻疹が猛威をふるっており、私の勤める学校も今週の金曜日から1ヶ月前倒しで長期休みに入ります。

その関係で、本来なら行われるはずであった、卒業式もプライズギビング(成績優秀者を表彰する式)も中止になってしまいました…😰

皆さまもお体ご自愛ください。

さて、今回は先月行われた

「スペカ」こと、サモアの全国学力テストについて紹介したいと思います‼️

スペカとは??

スペカとは、日本でいうところの全国学力学習状況調査のような全国版の学力テストのことです。

対象学年は、2・4・6・8年生の偶数学年が対象になります。

ちなみにサモアの小学校は、1〜8年生まであり、1が日本の幼稚園の年長さん。8が中学校1年生に当たります。

テストは、公平性を保つ為また不正防止の意味を込めて、先生が近隣の学校間でシャッフルされます。

つまり、この期間は学校の半分程度の先生は全く別の学校へ赴き、そこで丸々1週間かけて試験官を務めます。

だから、今回私も校長先生のご厚意に甘えさせて頂き、試験官として今回のテストに参加しました。

日本🇯🇵とはここが違う!

当然ですが、国も違えばテストも違う!

例えばこれ!!

これは、1年生が実際にテストを受けている様子です。

1年生とはいえまだまだ自分の名前を書くことすら覚束ない子がほとんどです。

そこで、取られるのがこの方法。つまり、先生と一対一で口頭試問の形式で一緒にやり取りをしながらテストを進めます。

これ!非常に時間がかかります…

だから、テスト初日は1年生のみが登校してつきっきりでテストを行います。

大変だからこそ子どもの実態もより具体的に把握出来るこの方法はとても魅力的だとも思いました!

こちらは、8年生の様子です。

1人だけカメラ目線なのは気になりますが、年齢が上がるともちろん机に座って日本と同じように各自テストを受けます。

テストには、算数や英語社会に理解、またこれらに加えて美術の試験も行われます。

美術の試験では、サモアの伝統的な紋様や教会の絵を描くなどかなりこの国独自の色のでる興味深いものでした。

また、どうしても長時間になるテスト中試験官である自分の眠気を何度となく覚ましてくれたのが、このココサモアです。

サモア版のココアで、日本で飲むより香ばしくて甘いです。

試験官への気遣いまで溢れているの日本との大きな違いですね!

お・も・て・な・し

今回のテストで最も印象的だったのが、

試験官である先生達への受け入れ校側からのおもてなしでした!!

午前7時半過ぎ…

まずは、みんなで朝ご飯を食べます。

朝一で宅配ピザ🍕が届きます。

その他、机の上にはタロ芋やゆで卵、サラダにココアライサ(ココアのお粥)など、所狭しと料理が並びます。

もちろん、お昼ご飯もこれに負けず劣らずの料理がまた並びます。

そして、最終日にはポテトチップスやピーナッツ、オレンジなどのフルーツなど抱えきれないお土産までついているので、ただただ驚くしかありません。

これらの料理は、全てこの学校に通う保護者の方々が善意で持ち寄るものになります。

つまり、それだけ学校がそして先生が地域の方々に大切にされているのだと、痛感しました。

まとめ

校長先生に誘われるまま参加した今回のテストでしたが、サモアの文化や考え方に触れることの出来る貴重な体験でした。

日本の学校も先生もなかなか肩身が狭いのが悲しいかな現状としてあります。

けれども、サモアでは先生という職業がこれだけ大切にそして尊敬の念を持って見られていることに驚くばかりでした。

次回からは、また学校を離れてサモアのあれこれを紹介したいと思います‼️

 

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