こんにちは!キルギスからお送りしております、なまこです。
最近、人伝に誘われて半ば強引に知らない人の結婚式に参加させられたんです(笑)
今回はその結婚式の様子をお届けしたいと思います。
結婚式、と一言で言っても実はキルギスには結婚行事が一週間にも及ぶんです。
私が参加したのはそのうちの、日本で言う披露宴にあたるイベントです。
それでは、キルギスの披露宴の様子をどうぞご覧ください!!
場内の雰囲気
今回の会場はこちら。キルギスの伝統移動式住居、ボズヴィ(ユルタ、ゲルと言ったほうが馴染みがあるでしょうか)の形をしたレストランです。
中に入ってみると、きれいに飾られた場内が。円卓、ヴァージンロード、高砂もあり、日本での披露宴と雰囲気は似ておりました。
周りを見渡すと、新郎新婦の写真と名前が大きく載ったパネルを見つけました。
日本ではなかなか見かけない主張のされ方ですね…
会場に集まってきたお客さんを見てみると、いつもは頭にスカーフを巻いているお姉様方も、今日は盛り盛りのヘアセットで艷やかな髪を披露しています。
20歳前後の若い女の子達から、お年を召されたお祖母様まで、今日ばかりはキラッキラの派手めな衣装を身に纏っています。
男性陣もきれいめスーツに見を包み、貫禄のある方々は伝統帽子のカルパックを被っています。これぞ、キルギス人男性。 背が高くガタイのいい方達ばかりなので、スーツ姿がよく映えます。
テーブルにつくと既に殆どのお料理やデザート、フルーツとドリンクが並んでいます。
(ここでキルギスに来て初めてお魚料理を見た筆者はとても心踊りました。)
日本のようにコースの順番にお料理を運んでは来ないようですが、後にキルギス伝統料理がぽつぽつ運ばれてきました。
基本的には円卓に並ぶお料理を自由に取って食べるビュッフェスタイルのようです。
ドリンクも然り、円卓に既にセットされており、セルフサービスになっていますが、各テーブルの若い男性陣が率先して全員分を注いでくれます。紳士…
新郎新婦、登場
暫くすると、司会のお兄さんがマイクを取り、お客さんを盛り上げ始めました。
お兄さんが語り終わると、音楽とともに踊り子達が扉から飛び出してきました。
ヒラヒラとした衣装が動きに合わせてはためくのがとてもきれいです。
その後からついてくるのは、盛り上げ役の歌手と新郎新婦。二人は手を繋ぎながら白いバージンロードを歩き進んで行きます。
新婦は白いウエディングドレスにヴェール、新郎はスーツ姿+伝統帽子のカルパックを被っての登場です。
お客さんに一通り挨拶をし終わったら、沢山のお花で飾られた高砂に座ります。
そして歌手が数曲披露。その間はお料理をいただき始めます。
素敵な演奏で会場が温まり、お客さんのお腹も程よく満たされた頃、各テーブルごとのお客さんたちが前に集まり、お祝いの挨拶を語り始めます。
キルギスのお祝いの言葉、一人ひとりが長いんです…それを各テーブル毎にやるのでそれだけでかなりの時間を消費します。
私達のテーブルのメンバーも前に出て挨拶をしたのですが、珍しく日本人が来ていると言う事で、強引にマイクを持たされ、新郎新婦と初対面なのですが挨拶と歌を披露させられることに。
…キルギス人のノリと無茶ぶりは恐ろしいものです。(この時参加したことにちょっと後悔しましたw)
そこで、司会のお兄さんが登場。皆が飽きないように長い挨拶の合間に面白いツッコミを入れたり、お客さん(子供からご年配まで)を巻き込んだレクリエーションを取り入れて会場を盛り上げます。
おば様達による大喜利対決や
子供達対象のミニゲーム
男性陣によるジェスチャゲーム等。
お兄さんのおかげで会場は終始笑いに包まれています。
そして、一段落したら別の歌手が登場して歌い始め、場を盛り上げます。するとお客さん数人が立ち上がり、歌に合わせて踊り始めました。
暫くすると、演奏がディスコミュージックに代わり、いつの間にか会場のほぼ全員が立ち上がって踊り始めました。
私は大人しく写真撮影にまわろうとしましたが、そう簡単に逃してくれるわけにもいかず、輪の中に引っ張られ、30分程踊りっぱなしでした。
ディスコというと、いかにもパリピで若い子達が楽しんでそうですよね?(笑)
ところがどっこい、小さな子供からおばあちゃんまでみんな元気に踊ってるんです。
キルギス人の元気の源はここか…と感じました(笑)
司会によるレクリエーション→ディスコのルーティンを数回繰り返した後、披露宴は幕を閉じました。
終わる頃には夜の12時。(これでも早い方らしいです。)
みんな踊り疲れてへとへとです。
まとめ
今回はキルギスでの結婚披露宴の様子を紹介しました!
ここで気をつけることは2つ、
①キルギス人の無茶ぶりに注意
②踊り疲れて体力の消耗がすごい
です。もしキルギス人に結婚式に招待されたときには心して参加してみてください(笑)
それでは、また次の記事でお会いしましょう!クルシュクンチュー!
コメント