ナマステ! ネパール東部のフィッカル在住のchandraです。
2020年の最初の記事となりますが、僕の住むフィッカルという町のあるスリョダヤ市、ネパール語でスリョダヤは日の出という意味があります。
ネパール最東部の郡にあり、ネパールで最も早く日の出を見ることができる場所であるから名付けられたようです。
そんなスリョダヤ市から見られる日の出は
2020年もネパールについてたくさん紹介したいと思います!
ネパールに来て、宿泊したホテルで領収書をもらうと
この領収書は前回紹介したBhintunaというホテルですが、宛名がChandora Mang Limbooとなっています。
これは僕の見た目がリンブー族に似ていることからホテルの青年が勝手に書いてしまったものです。
「領収書は正式な名前じゃないと困る」とお願いすると、翌日はChandra Bahadur Rai、ライ族の名前を書いてくれました。
とってもお茶目な青年です。フィッカルにお越しの際はぜひBhintunaへ!
今回注目するところは日付で、29/05/076となっています。
英語表記と同様に 日 / 月 / 年 の順に並ぶので、このときは76年5月29日となります。
これはネパール独自の暦であるビグラム暦によるものです。
日付を見て驚くことのないよう、今回はビグラム暦、月の名称、数字について紹介します!
ビグラム暦
日本では西暦の2020年と和暦の令和2年が使われています。
ネパールでは日本の和暦と同様に、ビグラム暦という暦が使われています。
そのビグラム暦では、年だけでなく日付も異なります!
どういうことかというと、2020年1月1日はビグラム暦では2076年9月16日となります。
そのため年末年始の雰囲気はなく、国民の約8割がヒンドゥー教であることからサンタさんからのプレゼントはありませんでしたし、クリスマスソングを耳にすることもありませんでした。
首都のカトマンズではクリスマスやニューイヤーのイベントもあるようです。
学校は日本と同じく4月始まりとなりますが、これは日本のように年と年度を使い分けているのではなく、新年から新学年が始まることになります。
ただし、ネパールには多くの民族が独自の言語・文化をもって生活しています。
その中の1つ、グルン族(Grung)の暦では12月31日が新年であるそうです。
グルン族には干支もあり、今年は日本と同じくネズミ年です!
ちなみにネパールでは民族名が名字のように使われていますので、Grungという名のネパールの方がいればネズミ年の話題で盛り上がれると間違いなし!
ネパールの月の名前
上で紹介したビグラム暦ですが、学校や市役所など公の機関でも使われています。
西暦は都市部で英語を使う会社などで使われているようです。
そのため、知人との会話で
来月、カトマンズに行かなきゃならないんだ
来月?プスか?
プスって何?
ん?来月行くんだろ?それとも来週か?
えっ?どういうこと?
英語ではJanuary、February・・・のようにすべて数字の他に名称がついています。
日本でも昔、睦月、如月・・・のように使われていましたが、今は数字を使うことがほとんどだと思います。
ネパールでは、日常会話で予定を話すとき、多くの場合はビグラム暦の月日を使うことになります。
1年が365日であること、月の数が12であることは一致していますが、各月の日数は28~32日となっています。
ちなみに、曜日は同じく7つありますが、
火~土曜日の名称は、惑星の名称として用いられ、日本と同じ順番です!
英語でも土曜日(Saturday)に土星(Saturn)が用いられていますね!
ネパールの数字
暦が異なるとともに、数字の表記も異なります。
今回は表記だけで、数字の読み方・仕組みは別の機会に紹介します。
この車のナンバー、何が書いてあるか読めますか??
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文字だけでなく数字も書いてあるのです!
なかなか慣れませんが、ネパールでは目にする機会が多い数字をまとめてみました。
ネパール語の文字はヒンディー語と同じデワナガリー文字(デーヴァナーガリー文字)と呼ばれる文字で書かれますが、文字だけでなくヒンディー語の数字も同様です。
今後、数字とともに文字の読み方も紹介していきたいと思っています。
以上、ネパールの暦と数字について、chandraがお伝えしました!
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