ナマステ!いとかほです。
今回から世界で最も有名なお墓「タージマハル」見学の模様をお届けします!
本記事は①【駅からのアクセス・チケット購入編】です。
北インドの観光地と言えば「タージマハル」
タージマハルといえば、約400年ほど前にムガル帝国の王「シャー・ジャハーン」が愛する妻のために作ったお墓です。
左右対称の美しい大理石の霊廟ですが、完成までに費やした年月は約22年。
莫大なお金を費やし、シャー・ジャハーンの息子で第6代の王様の時代には国が滅んでしまうほどでした。
タージマハルは北インド有数の観光地で、観光客の数は平日で3万5千人~4万人にも及ぶとか。
インドの観光シーズンである冬になると、週末には約7万人の観光客が訪れると言います。
2018年には中央政府によって「タージマハルが観光客で賑わう冬の間は、1日の観光客数を4万人までとする」という決まりができたほど。
さすが北インド有数の観光地です。毎日すごい数が訪れているんですね。
タージマハルは何教の建物?
ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間ではタージマハルの宗教的な所有権についての争いが度々起こっており、
ヒンドゥー教徒の弁護士たちが過去に裁判を起こしたこともあるそうです。(結果は敗訴)
これは建物が建設された時代は「ムガル帝国」というイスラム帝国がインドを支配していた時代だったことが背景にあり、実際にタージマハルの敷地内にはモスクがあります。
現状では、タージマハルは「インド文化とイスラム文化の合わさった建物」とされています。
駅からタージマハルまではオートリキシャ―が最適
タージマハルはアグラチャント駅(Agra Chantt)からUberやオートリキシャ―で約20分のところにあります。
今回はアプリで予約したUberで向かいました。
駅前から徒歩1分ぐらいの場所までしかUberは入ってこれないようで、「リキシャ?」「トゥクトゥク?」のしつこい勧誘をスルーしながら待ち合わせ場所へ向かいます。
タージマハルに向かってください。
オーケーマダム!どの門に行くの?
えっ。どの門がオススメですか?
西・東・南の3つがあるけど今は南門は出口専用になってるんだ。
西は駐車場に近くて混むから東門がオススメかな。
ということで、東門に向かってもらうことに。
タージマハルまであと少し、という所でUberの運転手が何か言っています。
マダム、ここからは車で入れないから自力で向かってくれ。
実は、自動車の排気ガスからタージマハルを守るために約1km圏内は自家用車での侵入が禁止されているのです。
近くまで行くには歩くか、専用駐車場から出ている電気バスを使用する必要があります。
タージマハルの3つの門
南門:(現在は入場ができず、退場のみ)
門は南に向かっており、古いムムタザバード(現代のタージガンジ)に面しています。
この門の右側には、中庭に囲まれ、ドームでいっぱいの赤い石の墓があり、これは、ムムタズ・マハルの女性仲間の墓であると言われています。このため、この建物は「名誉のメイドの墓」と呼ばれています。
東門:
東門は、タージネイチャーウォークとファテハバードタウンに面しています。
この門の近くにある高台にドームの墓が建っていて、この墓は、Sirhindi begumと呼ばれるシャー・ジャハーンの別の妻ために建てられました。このため、東門は「シルヒ・ダルワザ」としても知られています。
駐車場に近い西門と比べあまり混んでいないので、混雑を避けるなら東門がオススメです。
西門:
タージ・マハルの正門であり、この門はグリーン・シャージャハン・ガーデン、アグラのカントンメント、アグラ市に面しています。
この門の外側には赤い砂岩の建物があり、シャー・ジャハーンの別の妻ファテープル・ベグムの建物として知られています。道は綺麗に舗装され、その長さは約130フィート(40メートル)あり、175〜200人がここでナマーズ(礼拝)をすることができます。
駐車場が近く、アクセスが良いのが特徴です。
売り場でチケットを購入
タージマハルのチケット売り場は大体6時頃に開きます。
チケット窓口では当日券のみ購入可能ですが、オンラインから購入することもできます。
(http://www.asiagracircle.in&www.tajmahal.gov.in)
東門から入ろうとしたところ、
「The machine is broken….Only Cash today.(今日はカード決済が壊れていて現金のみしか使えない)」
と一蹴されてしまいました。
通常だとカード決済も使えるのですが、たまたまカードの機械トラブルに巻き込まれてしまったようです。
現金の持ち合わせが入場料(1300ルピー)に少し足らなかったのでATMを探すことにしました。
タージマハル周辺にATMは無い
カードが使えないと言われたのでATMを探すことに。
Google Mapで調べてみることにしました。
ATMまでちょっと歩くけど行ってみるか~
結果を言うと、ATMはありませんでした。
ATMと表示されている場所にATMが1つもありません。
タージマハルの東門周辺には為替屋が3,4軒ほどありますがご想像の通りレートがとんでもなく悪いので、オススメしません。
アグラ駅にATMがあるので、現金がどうしても必要な場合はそちらで先におろすのをオススメします。
気を取り直してチケット購入
東門でカードが使えない…ATMも無い…と肩を落とした私でしたが、
わざわざアグラ駅まで戻る必要はありません。
東が駄目なら西だ!!!
東門から西門まで、歩いて10分ほどで着きました。
西門のチケット売り場は左から順に「インド人窓口(現金のみ)」「カード払い窓口」「外国人窓口(現金のみ)」
という順に並んでおり、カードで支払う場合にはインド人も外国人も同じ窓口に並ぶ必要があります。
1300ルピー(約2000円)を払い、チケットを受け取ったら窓口の左側に特設されている窓口で
「500mlの水1本」と「シューズカバー」を受け取ります。
水は必要ない場合受け取らなくても大丈夫ですが、
シューズカバーはタージマハルの中を観光する際に使うので受け取るのをお忘れなく。
ちなみにチケット売り場付近には日本語を話すインド人がたくさんいます。
「コニチワー!日本語ガイドいる?」
・政府公認のガイドの証拠を持っているか確認しましょう。
「お店見るだけ!ちょっとだけ!ちょっとだけから!」
・ついて行くと何か買うまで離してくれません。
「日本人?チケットのあとみじゅ!みじゅもらう!」
・そうかそうか。ありがとう。
まとめ:日本語で話しかけてくるインド人は怪しいけどちょっとかわいい。
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今回は①【駅からのアクセス・チケット購入編】でした。
次回の記事に続きます。
それではみなさんふぃるみれんげー(また会いましょう)
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