皆さんこんにちは!中央アジアのキルギスからお送りしております、なまこです!
さて、もう大分過ぎてしまいましたが新年初投稿ということで
新年明けましておめでとうございます。
今年も皆さんに「なんやキルギスおもろいじゃん」と思ってもらえるような記事をお送りしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします😊
さて、今回はキルギスでの年末〜年明けの様子についてお話したいと思います。
この度初めてキルギスでの年末年始を過ごしましたが、びっくりすることがいっぱいだったので、どうぞお楽しみに🙆
何も起こらないクリスマス12/25
はい。こちら見出しの通り、日本で言うところのクリスマスイブやクリスマスは誰も浮かれている人は居ませんでした。皆いつも通り仕事をして、子供達はいつも通り学校で授業を受けていました。
私が唯一クリスマス感を味わえるのは、SNSで日本の友達が楽しそうにパーティーやらロマンチックデートやらをしている投稿だけ…しょうがないんですけど何だか寂しかったです…
というのも、キルギスでは国民の約75%がイスラム教徒の方々なので、12/25にクリスマスを祝う習慣はどうやら無いようです。
そりゃキリストの誕生日祝わんわな。
そういえば日本もキリストの…と言うよりかは、友達や家族、恋人と過ごす楽しいイベントとして扱われていますよね
クリスマスな装飾をし始める12/26
…え?!今から?!と心底思いました。お家のリビングを大きくてきらびやかな装飾で飾り始めました。クリスマスツリーもサンタクロースの飾りも。
飾りでわいわい遊びながらも、どんどんきれいになっていくお部屋
日本では見かけない、折りたたみ式の大きな飾りがとても素敵でした!
赤ちゃんが居るときは要注意、一瞬で飾り引きちぎられました…
騒がしくも無事に完成した様子がこちら
完成した所でホストマザーに聞いてみました。
なまこ「これって何のための飾りなん?」
母「?もうすぐ新年でしょ。新年お祝いするための飾りよ」
どうやら、キルギスではクリスマス自体は祝わないものの、新年を祝う手法は日本で言うところのクリスマス方式らしいです。(ややこしいですよね、伝わってるかな…w)
学校での年末イベント12/27, 28(クリスマス風)
この二日間は学校ではビッグイベント。子どもたちが主体になって新年のお祝いをするため、歌や踊り、漫才で盛り上がります。
私が働いている学校は小学生から高校生まで在籍していて、各クラスで出し物をしていました。
キルギス人、本当によく歌いよく踊るので出し物はすべて踊りと歌です。
いつもは砂まみれになりながら走り回って遊んでる子供達も、今日はばっちり衣装を着こなし、メイクを施し、しっかりカールに髪を巻いています。
女の子は皆お姫様みたいにきらびやかになっていて、「先生みてみてー!」と嬉しそうに駆け寄ってくる姿が本当に可愛かったです。
イベントの中、司会の男子生徒が生徒たちに呼びかけました。
「さあ、皆でサンタ娘を呼んでみよう!」
…サンタ娘??そんな設定あったっけ?
子供達の「サンタ娘!サンタ娘!」との呼びかけに、ステージには水色バージョンのサンタ服を着たお姉さんが現れました。
どうやらサンタクロースの娘、らしい、とは思うのですが未だにこのキャラクターの由来は謎のままです…。
続いてサンタクロースの登場。体格の良い高校生の生徒がサンタ役になってくれているようです。もはやサンタクロースの正体はバレバレではありますが、プレゼントをもらえる小学生達は気にする様子もなく群がっておりました。
年越しの12/31
12/31の夕方の時間がやってきました。年越しの瞬間に食べるごちそうや果物、サラダの準備をします。
普段はお祝い事には羊や馬を食べることが多いキルギス人ですが、年越しは七面鳥の丸焼きをたべるようです。
さあ、もう少しで年越しです。
お母さんが花火を持ち出してきました。日本でオシャレなレストランでのサプライズプレートによくついてくるあれです。
子供も全く怖がる様子もなく持ってるあたり、キルギス人はやっぱりタフだなあと感心しました。
そして大人達の片手にはやっぱりウォッカ。おじいちゃんおばあちゃんの有り難いお話とお祈りを聞いているうちに、テレビではカウントダウンが始まります。
何とかお祈りを言い切ろうと早口になっていくおばあちゃん
言い切った直後に年越しを迎えました!間に合ったね!
元気よく乾杯をして、ご馳走をいただきます。
そしてテレビから流れてくるのは日本でもよく耳にするメロディ
♪ジングルベールジングルベール鈴がー鳴るー♪
そうです、日本では完全なるクリスマスソングのこの曲がキルギス語歌詞で歌われています。
翻訳すると
♪新年ー、新年ー、新年来たー♪
キルギス語で
♪ジャングジュルー、ジャングジュルー、ケルディジャングジュルー♪
どことなくジングルベルって言っている様に聴こえますが、意味は完全に新年のお祝いです。
この辺りで私は今クリスマスなのか、それとも年越しなのか混乱しながらターキーをむさぼっておりました。
まとめ
今回はキルギスの年末年始を紹介致しました!
いかがでしたか?
読んで下さってる皆さんをも混乱させてしまっている気がします、ごめんなさいw
皆さんも良かったら、キルギス語バージョンのジングルベルを口ずさんで見てください!
♪ジャングジュルー、ジャングジュルー♪
それではまた、次の記事でお会いしましょう!クルシュクンチュー😊
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