国交50周年!日本とトンガの友好の歴史をご紹介

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マローエレレイ!

最近サンダルしか履かないので、久しぶりにパンプスを履いたらくつずれしたFukaです。

 

さて今回はちょっとまじめなお話、日本とトンガの外交関係についてご紹介します。

というのも、今年は日本とトンガの外交樹立50周年の年なんです!

日本とトンガの公式な外交は1970年に始まり、技術協力、経済協力を中心として良好な関係が維持されています。

トンガでは日本は身近な国であり、実は深い関係にあるんです。

ほんの一部ではありますが、その理由をご紹介していきたいと思います。

かぼちゃ

トンガではかつて、日本に輸出するためのかぼちゃが大量に生産されていました。

トンガではもともとかぼちゃを食べる習慣はありませんでしたが、気候がかぼちゃ栽培に適しており日本でのかぼちゃ需要の多い12月に収穫シーズンとなるため、1980年代に日本の商社がトンガに持ち込み、大規模な栽培が始まったのです。

政府の協力を得てかぼちゃ栽培は成功し、1990年代初めには「かぼちゃバブル」が訪れ、あちこちに「かぼちゃ御殿」が建ったと言われています。

しかしそのバブルも長くは続かず、90年代半ばには終わりました。

日本市場での激しい競争には勝てず、2003年には800人いたかぼちゃ生産業者も2016年には30人にまで激減してしまいました。

そんな中、ニュージーランドとオーストラリアが資金を出した、かぼちゃの生産再生を推進するプロジェクトによって、現在では韓国、中国、ニュージーランドなどへも輸出されています。

そろばん&日本語

トンガでは、小学校でそろばんの授業があり、中高で日本語の授業があります。

これは大の親日家であった前々王ツポウ四世の意向で始まりました。

(Wikipediaより)

日本語は1993年に中等教育課程で正規の外国語選択履修科目に認定され、国定日本語教科書も作成されて授業が行われています。

また、そろばんは1970年代に導入さて普及し、2011年からは公立小学校での必修科目となり、毎日15分間の授業が義務付けられています。

今でも毎年、全国そろばん大会や日本語スピーチコンテストが開催されています。

(インターネットより)

ラグビー

ラグビーが国技のトンガ。

トンガ出身の選手が日本代表として活躍していたのは記憶に新しいですね。

(インターネットより)

ニュージーランドやオーストラリアへ渡って活躍する選手も多いですが、日本への道も開かれています。

しかし最初の留学はラグビー選手としてではなく、そろばんの指導者育成のための留学だったんです。

上に書いたように、ツポウ四世によってそろばんが普及し、やがてそろばん指導者育成のためにトンガ人青年を日本に留学させる計画が持ち上がりました。

その際、日本の受け入れ側はそろばんと勉強漬けではストレスがたまるからと、彼らにラグビーをさせることも提案したそうです。かくしてトンガ代表として活躍していた二人の青年が選ばれ、1980年に初めての留学生として日本の大学へ送り出されました。

留学生の一人であったノフォムリ・タウモエフォラウは後に日本代表に選ばれ、トンガ人選手のパイオニアとなりました。

現在では毎年、ラグビー強豪校から優秀な学生が日本の高校へと留学し、活躍しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本から8000km離れた小さな太平洋の島国トンガ。

そこに日本のことを知っていて好きでいてくれる人々がいるってなんだか不思議で、ほっこりしませんか?笑

昨年ワールドカップで注目されたもののまだまだトンガのことを知らない日本人は多いと思います。

トンガのことをもっと知って、興味を持ってくれる人が少しでも増えてくれたら嬉しいです。

 

それでは、また!

Toki sio!

 

 

この記事を書いた人

南の島トンガの主島、トンガタプ島で美術の先生として活動中。
絵を描くこと、旅をすること、そして甘いものが好きな私から見たトンガの魅力をお届けします!

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