24時間カレー食べ放題!?シク教のランガルに行ってきた話!

クールな人々

 

こんにちは!

2月の上旬に北インドのパンジャブ州というところに大会で行ってきたのですが、

その時体験したランガルというものを今回ご紹介したいと思います!

 

まず北インドのパンジャブ州というのを簡単にご紹介しますと、

パキスタンとインドの国境沿いにある州でこの地区にはシク教と呼ばれる

世界で最も新しい宗教の中心地です!

 

この辺ですね👇

Google マップ
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シク教の代表的な特徴というと、頭にターバンを巻いている男性ですかね👳‍♂️

日本人の思うインド人の特徴と言うとこれを思い浮かべれる人多いですよね笑

 

(インターネットから引用)

 

気になる人も多いと思うのでシク教がどんな宗教なのかご説明したいと思います!

 

シク教とは👳‍♂️

 

まず、シク教というのは上記でも説明した通り北インドのパンジャブ州を中心に

広まり、頭にターバンを巻いていることで日本人には馴染みがあると思います!

またシク教は16世紀にできた宗教で世界で最も若い宗教です!

 

そんなシク教ですが、インドの宗教人口の割合はヒンドゥー教やイスラム教に

比べるとかなり低く、インド全体の約2%しか存在しません!

しかし世界で5番目に信者の多い宗教で約2500万人の信者がいると言われています。

 

<シク教の特徴>

次にシク教の特徴を箇条書きで簡潔に説明していきたいと思います。

・カーストは関係ない

・タバコ、酒、薬物の禁止

・体毛を一切切ってはならない

・他宗教を尊重する

・一神教

・働き者

 

などなど、他にもたくさん特徴はありますが、私の受けた印象はこの通りです。

 

シク教が他の宗教と大きく違うのは他の宗教もしっかり尊重し、さらにカーストを

全否定しているところだと思います。

この考えがとても素晴らしく、そしてシク教の大きな魅力でもある

ランガルに繋がっているのではないかと思います。

 

ランガルについて

 

それではシク教がどんな宗教かわかったところで、シク教の大きな特徴の一つ

ランガルについてご説明したいと思います!

 

シク教には、他の宗教と同じくシク教徒の寺院があり、その建造物はとても美しく

その中には黄金に輝く寺院があるとも言われています。

ランガルとは、そのシク寺院の建物内にある食堂や台所、そして無料で配布される

食事のことを指します!

 

ここでは1日に約10万食もの食事が作られ、カーストや宗教など関係なく、

全ての人が24時間いつでも無料で食事をすることができます!

 

はっきりと言います、とても素晴らしい場所です!

 

ここではインドでよく見かける身分の差も宗教の違いもなく、全ての人が共存し

同じ食堂で同じ量の食事を平等に食べることができます。こんな素晴らしい体験を

インドで味わうことができると思っていなかったので、とても感銘を受けました!

 

ぜひ皆さんにもランガルの素晴らしさをお伝えしたいので、ここからは私が体験した

ことをもとにご説明していきたいと思います!

 

どうして食事は無料なの?

 

これは私も疑問に思っていました。

なぜ24時間フル稼働している食堂が誰でも無料で利用することができるのか。

 

それは、ボランティアの存在が大きく関係しています。

ボランティアと言っても、実際に行っているのはシク教の教徒たちです。

シク教ではしっかりと職につき一生懸命働き、また持っているものをみんなに

分け与えることで神に救われると言われています。

この思想こそがシク教徒を動かし、ランガルが始まったといいます。

ですのでシク教徒がボランティアを行うことは神への忠誠心に近いのだと思います。

 

このようなボランティアの協力があり、ランガルが運営されていると思うと

もう感謝の言葉しか出てきませんよね🙌

 

ランガルでの食事

 

次に実際にランガルに行ったらどうやって食事をすればいいのか、

順序よく説明していきたいと思います!

 

まず、ランガルの食堂のあるところまで行きます!

このような建物の中にあります👇(夜撮影したので暗いです)

 

 

①中に入る前に靴と靴下を預ける

ランガルの中に入るには様々なルールがあり、その一つが足を清めることです。

シク教の神聖な場所ということもあり土足で行くことはできません。

 

②頭に三角巾を巻きます

これは私の体験談なんですが、靴を脱ぎ中に入る前に頭に被り物をするように

言われます。シク教徒の方は常に頭にターバンを巻いているのでそのまま入りますが

頭に何も巻いていない私は入り口に置いてある三角巾を頭に被りました。

 

③銀の食器をスプーン、飲み物用の銀皿を取る

いざ中に入ると食事用の食器等がたくさん置かれている箇所があります。

そこから上記のものを一つずつ取り、列ができているところに座って食事が来るのを

待ちます。

 

④食事

列に入り座って待っていると、ボランティアの方が食事を配ってくれます。

配られる食事は、肉、魚、卵を除いたベジタリアン用の食事が出され、

主に、ダル(豆のカレー)、ロティ、ライス、おかゆ状のスイーツが配られます。

また、ロティは必ず手で受け取らなくてはならないので注意しましょう。

全部の食事が揃ったら、食べる前に神に感謝してから食べましょう🙏

 

 

⑤食べ終えたら

食事が済んだら席を立ち、ボランティアの方に食器を渡します。

そのまま手洗い場に行き手を濯いだら終わりです。

 

一連の流れはこのようになっています。

特に難しいことはないですが、初めてのことだったので緊張は隠せませんでした笑

下のリンクにランガル内の様子を撮ったビデオがを貼ってますので

興味のある方はぜひ見てください👍

 

ランガル体験

 

まとめ

 

いかがでしたか!

今回はシク教のランガルについて記事を書かせて頂きました!

日本ではあまり馴染みのない宗教ですが、肌で感じるとその宗教の良さであったり、

普段感じない新鮮味があったり、とてもいい経験になりました!

インドには様々な宗教がありますので、これからも他の宗教のリアルなところを

皆さんに伝えていけたらいいなと思っています!

それでは今日はこの辺で👋

 

この記事を書いた人

現在、南インドのハイデラバードで日本の伝統武道である「柔道」の普及促進を目的に活動中。Facebook、Instagram、YouTubeなどでもインドでの日常、活動内容を随時載せていますのでそちらもご覧ください✅

2018年 日本体育大学卒業
2018年 大学卒業後、ギリシャのテッサロニキで柔道の指導を行う
2019年 インドでODAの一環として柔道の普及促進を目的に活動中

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