実は自然豊かなインド・デリー Aravalli Biodiversity Parkを歩く。

クールな施設

 

ナマステ!アミターブです。

インドの首都、デリーに住んでいます。デリーはとても素敵なところです。

 

かつてお釈迦様は言いました。

寒さと暑さと、飢えと渇(かつ)えと、風と太陽の熱と、虻(あぶ)と蛇と、
──これらすべてのものにうち勝って、犀(サイ)の角のようにただ独り歩め。
「ブッダのことば」スッタニパータ 中村元

インドに興味が無い人にとっては、インド全土がこんな、環境の厳しい過酷な大地であるかのようなイメージがあるかもしれません。地域や季節によっては正しいイメージともいえるのですが、、

 

ですが、実は。

 

ここインドの首都デリーは、世界でも有数の「緑が多い首都」だと言われていることをご存じでしょうか。

「幸せとは、緑に囲まれることです」なんてペイントも、街中いたる所で目にします。

緑(禍々しい色!)

 

厳しい環境のせいもあってか、人々の木々を大切にする意識はとても高くて、「樹木保護法」なる法律もあったりします。
自分の土地であっても、樹木を伐採するのにはお役所の許可がいるんだとか。

立派な街路樹と馬

 

そんなデリーには、「デリーの肺」とも呼ばれている、「デリーリッジ」という地域があります。
ここではなんと7777ヘクタールもの範囲が保護林に指定されています。(7777ヘクタール = 東京ドーム1654個分。山手線の内側の面積より広いらしい!)

 

今回はそんな広大なデリーリッジの中にある「Aravalli Biodiversity Park」に行ってきましたよ!

入り口。

この公園は、「Biodiversity Park(生物多様性公園)」という名前からもわかる通り、計画的な植林や生態系の保全、多様化の取り組みが行われている公園です。子供たちへの環境教育の目的にも使われています。

園内はビジターゾーンと自然保護区に分けられていて、ビジターゾーンなら誰でも無料で自由に入ることが出来ます。

事前に調べたところ、いい感じの散歩コースになっているようです。楽しみ。

 

 

入り口を入ると早速、きれいな花を見つけました。

綺麗なピンク!

 

「生物多様性」を冠する公園ですから、動物がいないかキョロキョロ辺りを見回しながら、ゆっくり歩いていきます。

こういう小道がズゥーーーッと続いています。

 

この日の来園者はそれほど多くなく、たまに人とすれ違う程度でした。

ジョギング中のおじさんにはどんどん追い越されます。

 

園内にはヒンドゥー教の寺院もありました。
宿泊施設のような建物もあり、スタッフさんたちにとっては日常生活の場でもあるようです。

 

あまりアップダウンがない道なので、とても歩きやすいです。大気汚染が酷いことで有名なデリーですが、緑に囲まれているエリアでは不思議と気になりません。

サイの角の様に、のんびり歩きます。

 

おや、クジャクを見つけましたよ!2羽!

分かりにくいけど2羽います。

クジャクはとてもシャイなので、カメラを向けるとスススッと隠れてしまい、あんまり近づけなかったです。

インドの国鳥でもあるクジャク。意外と大きい。

 

空港が近いので、飛行機もビュンビュン飛んでました。

インドのLCC, IndiGo(インディゴ)

 

園内の注意事項が書かれた看板です。あれ、ジョギング禁止…?

注意書き。5.Jogging is not allowed.

 

おやおや!!また立派なクジャクを見つけました!

今度は立派な雄クジャク!!縁起がいいぜ!!

 

これは…アリ塚でしょうか?

 

違法ランナー達が軽やかに走り抜けていきます。

ジョギングは禁止らしいでっせ。

 

そんなこんなで1時間ほど歩くと、反対側のゲートに到着しました。これにてお散歩終了。

最近はオミクロン株の流行もあり人ごみに出かけるのが憚られるので、ずいぶん引きこもりの生活になってしまっていましたが、とても良い運動になりました。

 

今回は出会えませんでしたが、公園内には、ジャッカルやウサギ、カモシカ、ハクビシンなんかも生息しているそう。(ジャッカル!?怖ッ!と思ったけど、夜行性なので出くわすことはほとんど無いみたい。)

他にも鳥類をはじめ、蝶々などたくさんの虫、ヘビ・カエルまで、たくさんの生き物が生息しているんだとか。時間帯や季節を変えて、定期的に通うのも楽しそうです。

 

久しぶりに運動して疲れたので、道端でチャイを飲んで一休み。

スマホ片手にチャイを作るマダム。

 

帰りはオートリキシャに乗って。

 

オートリキシャの運転手は、50歳くらいのおじさんでした。

彼が真面目な顔で「エロ動画ってどうやったら見れるか知ってる?」って聞いてきたのは、また別のおはなし。

 

意外と自然が豊かという、デリーの一面を感じていただけたでしょうか。

それでは、また!

 

この記事を書いた人

インド・デリー在住。
ボーッと生きてたらいつの間にかインドにいました。
座右の銘は「ホージャエガー(なんとかなるやろ)」
「はい」は1回、「ティケ」は2~3回。

コメント

タイトルとURLをコピーしました