ボツワナの国民的スポーツ、スヌーカーとは！？

みなさんDumelang。2週間くらい前に家に侵入してきた体長20㎝くらいのトカゲを、そのまま放置して飼い慣らしてるかねぴーです。今回はボツワナで大人気のスポーツ、スヌーカーをご紹介していきたいと思います。

スヌーカーと聞いて、ピンとくる人はなかなかいらっしゃらないと思いますが、みなさんご存知のビリヤードの一種です。

ボツワナは旧宗主国であるイギリスの影響を受けて、サッカーやゴルフが盛んな他、学校教育を通じてもテニスや空手、ソフトボールなど様々なスポーツが国民に広く行われています。このような中でも、特に男性においてはスヌーカーとサッカーが特に人気のような印象です。

スヌーカーとは？
カサネのビリヤードスポット
まとめ

スヌーカーとは？

概要

ビリヤードはキャロムビリヤード、ポケットビリヤード(プール)、そしてスヌーカーの３種類に大きく分けられます。

スヌーカーの特徴として、一般的なものよりもテーブルが大きい、玉が小さい、ビリヤードとはルールが異なるということが挙げられます。主にイギリス及び旧英連邦諸国において人気が高く、特にイギリスにおいてはスヌーカーの試合はテレビ中継が盛んに行われているようです。

ルール

スヌーカーのルールはポイント制だったり、使う玉も違ったりとかなり複雑です。なのでもし興味のある人はググってください（笑）ここではいたってシンプルに簡略化された、ボツワナにおけるスヌーカーのルールを説明します。めっちゃ簡単です。

1. まずはブレイク

このように1〜15までの数字が書かれたカラーボールをセットして、白の手球でブレイクします。

ちなみに本来のスヌーカーで使う玉はこれです。

2. 交互に球を突く

1人は1〜7のソリッドボールと呼ばれる一色のボールをポケットに入れていきます。入れる順番は決まっていません。

そして、もう一方の人は9〜15のストライプボールをポケットに入れます。

両者とも球落とすと、連続で突くことができます。

3. 先に8のボールを落とした人が勝ち

僕は気づいてしまいました、、、

ビリヤードが好きな人も、もう気づいていると思います。

ボツワナ人はスヌーカーと呼んでいるだけで、一般的なビリヤードのエイトボールのルールで遊んでいるということに、、、

概要でスヌーカーとビリヤードの違いについて触れましたが、もはや盛大なフリとなってしまいました。ボツワナでよく目にするビリヤード台も球も通常のビリヤードと同じです。

ルールもエイトボールときたら、もうそれはスヌーカーではなく普通のビリヤードです（笑）詳しくはわかりませんが、元々はスヌーカーとしてイギリス人がボツワナに持ち込んで、徐々にビリヤードに移行したけど、スヌーカーという名前だけ残ったパターンですかね。勝手な考察です。

ビリヤードに関する逸話

少し余談になりますが、面白い話があります。冷戦中の1974年11月27日に、ボツワナと北朝鮮の両国間で外交関係が樹立され、ボツワナの独立を主導したセレツェ・カーマ初代大統領(ボツワナの国民的英雄で、現在のボツワナの繁栄は彼なくしてはありえません)は、1976年8月9日から13日にかけて平壌を国賓訪問しました。この訪問中に、カーマ大統領と大統領夫人は金日成主席と会見し、金主席は大統領夫婦のために宴席を設けました。そこで、カーマ大統領はかなり酷い状態のビリヤード台でプレーをしていましたが、招待国を驚かせるほどの腕前を見せたと言われています。

大統領まで上手いとは、いかにビリヤードがボツワナの国民的スポーツであるのかがわかります。