ボンジーア!!
日本のひと聞こえますかー!?
ブラジルで歯科矯正を初めてから食欲が極端に減り気味なJuriです。
ということで、今日はブラジルの歯科矯正についてご紹介したいと思います。
ところで、日本人の”歯に対する意識”が世界的にかなり低いというのはご存知ですか?日本にいると気がつかないかもしれませんが、海外へ行ってみると歯並びの良い人が多いことに驚きます。ある調査ではアメリカ人の矯正治療を行った割合が50%以上であり、それに対して日本人の矯正治療率は約20%であるという結果が出ています。(参考URL「日本人の歯並びに対する意識や関心は?目立たない矯正器具も登場している!」)
これには日本での矯正治療費が高額であることも原因のひとつと考えられます。また、社会的にも「歯並びの良し悪し」が就職や恋愛に影響するということがあまりないということもあるでしょうか。
それではブラジルではどうでしょうか。
今日はブラジルの歯科矯正についてお話しします!
私自信の歯についても赤裸々に語りますので、ご容赦ください。
ブラジル人は美意識がかなり高い
ブラジルは日本より最低賃金もかなり低く、決してまだ先進国とは言えない経済状況にも関わらず、歯並びが良い人が大多数で、職業に関わらずほとんどの人が歯科矯正を行っている印象です。これにはブラジルの歯科矯正費用が安価であることと、ブラジル人の美意識の高さに関係があるようです。
費用については後ほどお話しするとして、ブラジル人は老若男女”美意識”が高く、言わずと知れた美人が多い国として有名ですよね。すれ違う人がみんな美人すぎて、日本に連れて帰ったら全員モデルとして大活躍できるだろうと思いながら目の保養になっています。
もちろん日本人と比べると肥満体質の人も圧倒的に多く、何をどれくらい食べたらそんなお尻になるの!?という女性もたくさんいます。そんな女性でもめちゃくちゃ小さい布っきれのようなビキニを着てビーチを颯爽と歩いていますから、多民族で構成されたブラジルでは”美”の多様性が認められているんですね。
そんなブラジルでも近年は健康ブームで、プロテイン専門店が街のあちこちにありますし、ジムもかなりの数あります。余談ですが、ブラジルでは大学で「体育(educação fisica)」を専攻すると、学校の体育の先生になるか、ジムのトレーナーになるか2つの進路があり、ジムのトレーナーになる方が給料も高く、ステータスになるようです。
また、歯のホワイトニングも定番のようで、女優のような真っ白な歯のブラジル人が多い印象的です。ブラジル人は特に”歯”に対する美意識が高いんですね。
こっちの歯医者ってどう?安心?
ブラジルで歯科矯正するというと「え、怖くない?大丈夫!?」という声をよく聞きます。そうですよね。私も実ははじめは結構不安でした。私は今回、歯科矯正を始めるにあたって、2件の歯医者を訪れました。
歯の意識が高いことか分かるように、ブラジルには歯医者さんがとにかく多い!しかも通常の虫歯などの治療をする歯医者さんと歯科矯正を専門とした歯医者さんは全く別物で大学の専攻時から違う学問として学ぶようです。また、ブラジルでは、裕福な家庭の王道サクセスルートは弁護士か歯医者であるくらい、歯医者であることがステータスになっています。
そしてブラジルの歯医者さんは安価で技術が高いことでも知られています。
初めに行った歯医者さんでは、まずレントゲンを取るように指示されました。レントゲンを取る場所は別にあり、自分で予約を取ってレントゲンを取り、その結果を改めて歯医者に持って行きます。そこでは抜歯することを勧められました。ブラジルでは歯が大きく顎が小さい人が多いこともあり、歯を綺麗に並べるためには歯を抜く必要がある時も多く、抜歯することが定番のようです。健康な永久歯を抜いてしまうことに抵抗があった私は別の歯医者さんの話も聞いてみることにしました。
2つ目の歯医者さんでは、抜歯しなくても大丈夫ということだったのでこの歯医者さんに決めました。治療期間を早めるためにインプラント治療をすることにしましたが、メリットやデメリットも詳しく話してくれ、レントゲン画像を見ながら、ポルトガル語の拙い私の疑問にも全て丁寧に答えてくれました。
こちらが私のレントゲンデータです。
そして見た目だけでなく、噛み合わせの重要性についても丁寧にしてくれます。前から3番目の犬歯が内側に傾いていることがお分かりでしょうか?
また、上下の歯の噛み合わせが合うと、1本の直線になるはずが、2本の直線になってしまっています。
このように丁寧に話してくれたおかげで安心して治療に臨むことができました。
気になる矯正費用
一番気になるのはやっぱり費用ですよね。まず、矯正器具には3つの選択肢がありました。
まず1つ目が「メタルブラケット」
歯科矯正と聞いて一番最初に思い浮かぶオーソドックスな装置です。丈夫で壊れにくく、安価であるメリットがある反面、目立ちやすいというデメリットがあります。
値段は500レアル(約13000円)
2つ目が「セラミックブラケット」
こちらは白くて目立ちにくく、着色しにくいメリットがあります。その反面、歯より硬い素材であるため、歯が傷ついてします可能性があります。
値段は1000レアル(約26000円)
3つ目が「クリアブラケット」
こちらは透明であるため、セラミックブラケットよりさらに目立ちにくいというメリットがあります。その反面、壊れやすく着色しやすいというデメリットがあります。
値段は1500レアル(約40000円)
この矯正器具の取り付け費に加えて月々の調整費がかかります。
私はできるだけ目立たないものがよかったので3つ目の「クリアブラケット」にしました。調整費はその時の経済状況によって変動し、また場所によっても大きく変わるようです。私の歯医者さんでは基本200レアル(約5000円)とのことでした。
治療期間が約2年として、
矯正器具については、他にも「裏側矯正」などもありますが、ブラジルでは扱っている歯医者がほとんどいないということでした。日本ではよくある治療法ですが、なぜブラジルではあまりないのかと言うと、ブラジル人にとって歯科矯正は恥ずかしいことではなくむしろ「これから歯並びが綺麗になりますよ」という何よりの証明であり一種のステータスになっているからです。歯科矯正している歯をこれでもかと見せて笑いますし、ゴムをカラフルにカスタマイズしてオシャレを楽しむ人もいます。
私も「ゴムが何色がいい?」と、カラフルな12色くらいあるゴムを選ばせていただきました。もちろん一番目立たない白を選びましたが(笑)
インプラント治療してみた話
「インプラント」と聞くと、抜けた歯の代わりに新しく人工歯を植えるというイメージではないでしょうか?私の行なったインプラントは歯茎にネジを植えるインプラント治療です。聞いただけで痛そうですよね。
私の場合は、十分な隙間がなく犬歯が傾いて生えている症状なので、奥歯を全体的に後方に動かす必要がありました。そこで、近年よく用いられているインプラント治療を行うことにしました。
歯科矯正は針金の力で徐々に歯を動かす治療ですが、このようにネジにゴムを引っ掛けて歯を引っ張ることで、従来より大幅に治療期間を短縮できるようになったのが、このインプラント治療です。
まず、治療の前日に薬を飲むように指示されます。
ブラジルにはきちんとして処方箋がないのか(?)先生にこのようなメモを渡され「薬局に行って渡したら分かるよ。」と言われ、前日に自分で薬を飲みます。
その薬がこちら。
左が歯の痛み止め薬、右が一般的な痛み止め薬です。
手術は30分ほどで終了。歯医者のマルコスさんは終始、歯科衛生士の女性と世間話をしながら治療します。はっはっは〜と笑いながら麻酔を打たれ、グリグリとネジを刺されるもんですからこっちはずっとドキドキハラハラです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今日はブラジルの歯科矯正について少しご紹介させていただきました。私もまだ始めたばかりの歯科矯正。これから2年間歯科矯正の日々が続きますが、ブラジルで歯科矯正を考えてる方や、海外の矯正事情に興味のある方に耳寄りな情報をどんどんシェアしていきたいと思っています。
それではまた!
チャオチャオ!
コメント
矯正費用安くて済むの良いですね!
じゅりさんめっちゃ美人です