Bonjour 😉 みなさんこんにちは。
今回もカメルーン料理の作り方!!
日本でもお馴染み!?里芋がカメルーンにもあります。
里芋といったらおそらく芋を食べるイメージ。もちろんカメルーンでも芋の部分を食べますが、なんと葉っぱも食べるんです!(地域によっては食べないかもしれません)
今回は芋の部分ではなく葉っぱを使用した料理、その名もTenue militaire (テニュミリテール)の作り方をご紹介します。
Tenure militaireは軍隊の制服を意味し、出来上がりが迷彩柄に似ていることからそう呼ばれているそうです。
他にもEkonba、Gâteau de maïs au feuilles de macabotoという違った呼び方もあるみたいです。
今回の主役はこちらの2種類の葉っぱ。
Taro(タロ)が主に日本でもみかける里芋とおそらく同じで、Macabo(マカボ)はアメリカサトイモというそうです。
よーく見ると!?葉の形や生え方が少し違います。
葉の大きさはどんなものでもいいですが、硬くないものを選ぶのがポイント。
芋の部分も私的そっくりで、毛の生え具合が多いとか少ないとかで見分けられるとか。(他にも見分け方があるはず)
タロは煮崩れしやすいため主に潰して調理を、マカボは煮崩れしにくいので煮たり蒸したりとそれぞれ調理の仕方がちがい用途によって使い分けているそうです。
それでは、作りかたです。
~材料~ 約10人分
・タロとマカボの葉っぱ 大量(どちらか一方の葉っぱだけでもOK)
・トウモロコシの粉 (Couscous de maïs に使用するもの) 大量 (ふるいにかけておく)
・オレンジ色のパーム油 1L~2L
・水 1L~2L
・塩 ひとつかみ
・唐辛子 お好みで調整
・ポワソンフュメ(魚の燻製)6匹前後(骨を取り除いてお好みの大きさに切っておく)
・マギーブイヨン 2・3個 (今回はエビ風味のものを使用)
~用意するもの~
・包丁
・鍋
・木べら(具材を混ぜる用)
・大き目のボールもしくは桶
・バナナの葉っぱ(日に当てて柔らかくしておく) 10枚以上
~作り方~
1.タロとマカボの葉っぱを千切りにする。
2.桶に水を張り1を入れ洗う。(手を切ることもあるそうで気をつけて軽く洗う)
3.トウモロコシの粉に水、ポワソンフュメ、塩を加え木べらでよく混ぜる。(少しダマができるくらいの水分量でOk)
4.オレンジ色のパーム油を入れ混ぜる。ある程度混ざったらマギーブイヨン・唐辛子を入れよく混ぜる。味見をしつつ水やオイルルージュ、塩、マギーブイヨンで味を調えなめらかになるまで混ざったら葉っぱを加えよく混ぜる。
5.4をバナナの葉に乗せ包む。
6.焦げ防止のため鍋の底にバナナの葉を敷き、5で包んだものを鍋にきれいに並べていく。
7.鍋に蒸せる位の量の水を加えふたをして蒸す。途中水がなくなっていないか確認して、常に蒸されている状態をつくる。
8.待つこと4時間、、、完成!
バナナの葉っぱの色が変わります。
↑中はこんな感じ☆
まさかの蒸し(火を通す)時間に4時間以上もかかるなんて!場合によってはもっと時間がかかったりするそうです。
味はほんのり唐辛子の辛さとパーム油、タロ・マカボの味がバランスよく混ざっています。
数回食べた事があるのですが、最初はパーム油のせいか少し重く感じ1人で1個食べきることができずちょっと苦手かなと思っていました。
今はおいしいと思うカメルーン料理の1つです。
同じトウモロコシの粉を使ったCouscous de maïsはお湯にトウモロコシの粉を入れて練っていたので、今回作り方を教えていただくまでは、てっり同じような作り方だと思っていたのに違っていたのと、マカボやタロの葉っぱも茹でたりしてから使うと思っていたら軽く洗う程度だったので驚きでした。
こちら主食と野菜、魚を同時に食べられる1品のため、他の主食やおかずはなくこれ1品で食べることが多い気がします。
マルシェ(市場)でマカボやタロの葉っぱを売っているところはまだ見かけたことがありません。
知人に聞いたところ、「たまーに売ってるよ!買う人があまりいないからじゃないかな」と答えてくれました。Tenue militaire (テニュミリテール)を作る時はだいたい畑や家で育てているものを使うそうです。
いつもにまして大雑把ですが、感覚で調理することが大切だと感じました。
それではまた★
Bonne journée (よいい1日を)😉
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