最近、コショウだと思って買った調味料が「アサフェイダ」という謎の香辛料だったいとかほです。
人口約1700万人(北海道の約3倍)が暮らす、インドの首都デリー。
今回はそんなインドの首都デリーの水事情【住居編】をご紹介します。
はじめに
インドの首都デリーでは1日に朝夕2回水が配給されます。
市内の水道水の約6割は隣接するハリヤナ州を流れるムナク運河から供給されており、水道局が管轄しています。
今回は住居編ということで、住宅やアパートなどに焦点を当てていきます。
住宅やアパートなどではこの配給された水は建物の下にある貯水槽に1度貯められます。
この貯水槽に貯められた水は、モーターを使って各家庭のタンク(屋外、主に屋上にあることが多い)に汲み上げられます。
そこから各家庭に…と思いきや、
ここからのシステムが日本と違って少し複雑になっています。
自動式ウォータータンクと手動式ウォータータンク
建物の下の貯水槽から屋外のタンクに汲み上げるためには、
モーターを動かす必要があります。
このモーターを動かす方法は以下の2種類があります。
屋外のタンクの水が少なくなると、モーターが自動的に作動して水を地下から汲み上げる。タンクにセンサーが付いているので、特に何か操作しなくても水を各家庭に運んでくれる。
自動式のウォータータンクと違って、使った分だけ屋外のタンクの水がなくなってしまう。勝手に水を汲み上げてくれることはないので、「手動で」水を汲み上げなければならない。
この点が手動式の少し面倒な点である。
手動式ウォータータンクのほうが少し手間がかかるんですね。
では、そんな手動式ウォータータンクの使い方をお教えします。
【意外と難しい?】手動式ウォータータンクの使い方
①屋外ウォータータンクの水の量を見に行く
水の量が満タンに近い・・・③に進む
水の量が減っている…②に進む
②屋外ウォータータンクについているレバーをONにする。
(各家庭ごとにタンクが決まっているので自分のものがどれか、大家さんに聞いておく必要があります。)
③キッチンなどにあるモーターのスイッチをONにする。
④タンクに水が貯まるまで待つ。
⑤水が貯まったらモーターのスイッチをOFFにし、タンクのレバーもOFFにする。
住居のタンクが手動式だった場合、上記の手順で水を地下から汲み上げることができます。
気になる水質について
水道水の水質は日本に比べ決して良いとは言えません。
また日本と違い、インドの水道水は硬質です。
そしてほとんどの場所で屋外タンクが使用されています。
屋外タンク自体が汚れていると中に入っている水も気持ちの良いものではありません。
なので、飲料水として使う場合は十分に煮沸するか、少しコストはかかりますが浄水器を設置する、もしくはミネラルウォーターを買いましょう。
まとめ
今回の記事ではインドの首都デリーの水事情【住宅編】を紹介しました。
建物の貯水槽に朝夕2回水が配給されているので、シャワーを浴びたり家事をしたりといった日常の生活に何ら支障はありません。
住んでみてわかったのは、意外と水には困らないということです。
意外と水に困らない、そんなデリーで暮らしてみてはいかがでしょうか。
(水の出しすぎには注意しましょう。)
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