デリーの隠れ観光スポット!サフダルジャング廟

クールな施設
こんにちは。
最近、猛烈に「旅行したい!」という気持ちが高まっているいとかほです。
お土産を買ったり美味しいご飯を食べたり…色々な楽しみ方がある旅行。
旅行と言えば、やっぱり観光スポット巡りですよね♪
「せっかくデリーに来たし観光したいけど、人混みは避けたい…」
そんな悩めるあなたにオススメなのが、
「サフダルジャング廟」です。
南デリーの中心地から好アクセスの場所にあるサフダルジャング廟は、まるで小さなお城。
観光客も少なく警備も厳しくないので、ゆっくり人目を気にせず写真を撮ることができます。
今回はデリー南部にある隠れ観光スポット、
「サフダル・ジャング廟」を紹介したいと思います!

そもそも「廟」ってなに?

「廟」は、「びょう」と読みます。英語ではtomb(トンブ)です。
簡単に言えば亡くなった王家の方のお墓です。
正式には霊廟(れいびょう)=先祖や偉人などの霊を祭った宮 とされています。
しかしお墓とは言っても、日本人が想像するお墓とはスケールが違います。
インド人口の大多数を占めるヒンドゥー教では、遺灰をガンガーに流すことによって永遠に繰り返される輪廻から解脱できると信じられていているので、亡くなった後は遺体を火葬するのが一般的です。
なのでこのような廟は王家の者のみ、それも古い時代に作られたものばかりです。
ちなみに、あの有名な世界遺産「タージ・マハル」も霊廟(れいびょう)の一つです。

サフダル・ジャングって何者?

では、名前にもなっている「サフダルジャング」とは一体何なのでしょうか。

http://www.indiancoins.8m.com/cgi-bin/i/awadh/images/AwPic02_Safdarjung.jpg

冒頭でも述べた通り、サフダルジャング廟はムガル帝国を治めた宰相のお墓です。
この宰相の名がサフダル・ジャングなのです。(そのままですね)
しかし、この名は実は称号であり、出生時の名前は「アブル・マンスール・ハーン」といいます。
彼はインド生まれではなく、1708年にイランに生まれました。1723年にインドに移住したのち、ムガル帝国に仕えます。
1748年にアフガニスタンのドゥッラーニー朝に領土を侵略された際、その力はデリーをも脅かしました。
この戦いにおいてサフダル・ジャングは、皇帝からの要請を受けアワド軍をムガル帝国軍の援軍とし、
見事アフガニスタンの軍勢から領土を守り抜きました。(マヌープルの戦い)
サフダル・ジャングは個人的に高い倫理水準を持った人物であり、有徳の士として有名で、彼は生涯でたった一人の妃しか愛さなかったという。彼が虚偽や陰謀、裏切りなどといった手段を用いたのは、公的な政治の場のみであった。 ーWikipediaより引用 (https://ja.wikipedia.org/wiki/サフダル・ジャング
上にある通り彼は立派な宰相であっただけでなく、1人の人間としても高く評価される人物だったようですね。
サフダル・ジャングについて詳しく知りたい方は文献やWikipediaをチェックしていただければより詳しい情報が載っています♪

ということで、サフダルジャング廟に行ってみた!

南デリーの中心地から好アクセスの場所にあるサフダルジャング廟。
有名なタージ・マハルやフマユーン廟と比べるとこじんまりしていますが、近くに行くと意外と大きい!
人目がないのでジャンプしたり
階段でソロショットを撮ったり
あれ?ちょっとタージマハルっぽい?!
入口の方向を見下ろすとこんな感じ。
水を引けばもっと良い眺めなのにな~。
日本ではあまり見ない形の柵♪
柱を見ても奇抜なデザイン!
芝生があるのでゆっくりくつろげます。
平日に行ったのですが、観光客は他に2組ほどしかいませんでした。
芝生にはのんびりくつろぐインド人ファミリーの姿も。
一般的な観光地だと観光客や客引きも多く、なかなかゆっくりできませんよね💦
もうひとつ、オススメポイントがあります。
他の観光地に比べ、ここサフダルジャング廟はアクセスの良さも抜群なんです!
デリーの中心地を走るデリーメトロ(地下鉄) Yellow lineの、Jor Bagh駅から徒歩6分。
駅からの道をまっすぐ進むとすぐ入口が見えます!
また、サフダルジャング廟の最寄り駅 Jor Bagh駅から一駅行くと、「INA(アイ・エヌ・エー)駅」があり、
デリーの台所と呼ばれるINAマーケットやカフェやフードコートの入ったショッピングモールで買い物を楽しむこともで
きます!
実はこの「サフダルジャング廟」、ある有名なアーティストのMVに登場しているんです。
ある有名なアーティストとは……
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平井堅さん!!!!!
彼が2014年12月10日にリリースした楽曲、「ソレデモシタイ」に登場しているんです。

この楽曲は、かつて新宿西口で集会をしていたインド人の集団にインド人に間違われたことや、インドのミュージカル映画を見てインドミュージカルのような楽曲を作りたい!と考えていたことから生まれたそうです。

 

余談ですが、2014年12月10日に発売された「ソレデモシタイ/おんなじさみしさ」のCDジャケット。
ヒンディー語のデーヴァナーガリー文字が使われているのですが、

「あれ…?」

分かる人には分かりますね。

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サフダルジャング廟を訪れた際には、平井堅さんの「ソレデモシタイ」を再現してみるのも良いかもしれません。

(ちなみに2019年9月現在、平井堅さんYoutube公式チャンネルの「ソレデモシタイ」のMVをインドから見ることはできません。

以前日本で見て、すごく素敵な楽曲だったので残念です( ノД`)シクシク…

サフダルジャング廟を訪れる際は、あらかじめ予習してから行きましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はデリーの隠れた観光スポット「サフダルジャング廟」を紹介しました。

写真映えもするしアクセスも良い、のんびり観光するにはオススメの場所です。

 

デリーであまり無理せず観光したいときは、サフダルジャング廟でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか♪

 

◎サフダルジャング廟◎
【住所】Corner of Safdarjung Road and Aurobindo Marg, NewDelhi, Delhi 110021
【開園日】月~日曜日、AM7:00~PM5:00まで(祝日などの影響で変更あり)
【入場料】外国人価格:200ルピー
インド人価格:15ルピー   (※入口のすぐとなり、右側にチケット売り場があります。)

 

 

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