ナマステ! ネパール東部にあるフィッカル在住のchandraです。
みなさん ネパールという国をご存知でしょうか?
- どこにあるかわからない
- ヒマラヤ?エベレスト?
- 毎日カレーを食べている
- 最近、日本に来て働く人が増えているらしい
友人に「ネパールに行くよ」と伝えたときの反応です。僕自身、日本ではネパールの情報を耳にすることがありませんでした。
実際にネパールで生活して発見したネパールの魅力をお伝えしていきます!
首都カトマンズの写真です。ネパールでは日本と同じく自動車が左側を通行します。
では次の写真、何か気づくことはありますか?
とても大きな交差点です。日本であれば必ずある、アレ、
信号機 がありません!!
写真をよく見ると、真ん中に水色の服を着た男性がいます。この方が「GO」「STOP」の札を示しながら、笛で往来を指示します。
先程の写真の交差点はラウンドアバウト(一方通行の道をつくり、道が交差しないような仕組み)のような形になっているので、交通整理の必要もなさそうに見えます。
次の写真は別の交差点を撮ったものです。この交差点では大きな道が交差するため、人が交通を整理します。
交差点の中心に、信号機の代わりにボックスを設置し、そのボックスの中で人が指示をしています。
ちなみに、道路を馬や牛が通ることもあります。
信号機がないことで、渋滞も発生することもありますが、道が空いていると、早く到着します!
首都のカトマンズには、信号機が設置されているところも何箇所かあります。ただ、電気が通っていない状態や黄色の点滅のまま、結局人が指示していることがほとんどです。
奇跡的に信号機が稼働しているときの写真がこちら
ネパールには国際空港が1箇所(トリブバン国際空港)、国内線の空港がいくつかあります。飛行機を降りた後の移動ですが、ネパールには鉄道がありません。
そのため、タクシーやバス、テンプ-と呼ばれる3輪自動車を利用することになります。
タクシー
屋根が黄色い車がタクシーです。旅行などでネパールを訪れる際にはタクシーがとても便利です。
ただ、乗り方が日本のタクシーと違うため、注意が必要です!
ネパールのタクシーの乗り方
- 運転手に声をかけ、行き先を伝える
- 行き先を知っていたら、料金を交渉
- 交渉が成立したら乗車
行き先の目印となる建物名や場所の名前、特に交差点の名前などを伝えても、運転手がわからない場所であると、行ってくれません。
地図を見せても伝わらないことが多いので、場所のわかるタクシーを探しましょう。
先日の交渉例
chandra「明日、朝5時にコテショールまで行きたいんだけど、行ける?」
運転手「おぉ、行けるよ」
chandra「いくら?」
運転手「朝だからな…600NRsかな」
chandra「OK ! あっ、電話番号教えて!」
運転手「98…..だよ」
chandra「今かけてみるね」
(電話がつながったことを確認して)
chandra「OK!明日の朝5時にここに来てね!5時だからね!!」
運転手「大丈夫だよ。明日の朝、4時に電話してくれれば起きるよ」
結局、モーニングコールをして起こしました 笑
このように、直接交渉で翌日の予約も可能です。ネパール語での会話は難しいので、英語で場所と時間を伝えても通じると思います。
また、名刺をもらうなど、電話番号を控えておけば、電話で予約することもできます。
やや面倒なやりとりが必要ですが、会話をすることで知り合いを増やすきっかけや、観光地を紹介してもらうこともできます。
バス
ネパールを走るバスは遠隔地を結ぶ長距離バスと、比較的短距離を巡回する市営バスに分けられます。
バスの運行に関しても、日本には必ずあるアレ、
時刻表 がありません。
では、時刻表のないバスにどうやって乗るのか、説明します!
長距離バスの乗り方
- 事前に予約してチケットを買う
- 出発時間に出発地へ行き、直接交渉
バスチケットは旅行代理店や、バスチケット販売所で購入することができます。ただし、販売所によって予約できるバスがことなるため空きがないこともあります。
そのときは、直接交渉することで乗れることがあります。
市営バスの乗り方
- 行き先を確認してバスに乗る
- 乗車中、あるいは下車時に料金を払う
日本と同様で簡単なように感じますが、ネパールに来た当初はとても大変でした。
ネパールの市営バスは大型バスとマイクロバス(ハイエースなどがマイクロと呼ばれています)があります。どちらも、運転手とともに1人の車掌?が乗り、乗客の呼び込みや乗車賃の管理をします。
バス停で待っていると、バスが停車する少し前から「○○、○○、○○…」と同じ単語を叫ぶ声が聞こえます。車掌がバスの行き先を叫び、乗客を誘うのです。
行き先が聞き取れないときなど、バスが停車したときに、直接「go to □□?」やネパール語で「□□ジャンチャ?」と尋ねると教えてくれます。
一応、バスの前後には行き先がネパール語で書かれています。
市営バスの乗車賃
乗車賃は地域により値段が異なります。
カトマンズ市内では距離によって変わるようですが、15~20NRsほどです。
僕が住むフィッカルのあるイラム郡では、ジープがバス代わりに運行していて、150NRsほどかかります。
シャンジャ郡を訪れたときも150NRs、ゴルカ郡の村に行ったときは55NRsでした。
大型の市営バスはたくさん運行しているので、時刻表がなくても、あまり待たずに乗ることができます。マイクロは出発地から乗る場合、呼び込みで待たされることもしばしばあります。
特に地方では出発地で定員が満ちるまで呼び込みをかけ、1時間ほど待つこともあります。
気長に待ちましょう。
テンプー
カトマンズ市内の公共交通機関に、テンプーと呼ばれる3輪自動車があります。テンプーも市営バスと同様、行き先がネパール語で書かれており、決まったルートを走ります。
バスと同様に20NRsほどで乗ることができます。
どの公共交通機関を利用するにも、運転手や車掌とのコミュニケーションが大切です!間違いを気にせず、挑戦していきましょう!!
以上、ネパールの交通事情についてchandraがお伝えしました!
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