水分補給は紅茶で。キルギスのティータイム

D-ドリンク

皆さんこんにちは!中央アジアのキルギスからお送りしております、なまこです!

今回は、キルギスでのティータイムについてお話ししたいと思います。

実はわたくし、大のお茶好きでして…今回の記事にはより一層力が入っております!

それでは本題に入りましょう!

 

キルギス人にとって紅茶とは…

キルギス人にとって紅茶とは、、、水分補給です。

彼らの人生におけるすべての水分補給はほぼ紅茶で行われています。

多分家庭の水道水は一度沸かさないと飲めないことも関係しているのでしょう。

朝ごはんにティータイム、お昼ご飯でもティータイム、仕事帰りに、晩御飯に、、、

家族や友人、同僚と一緒にお茶を飲んでいます。

その他のどが渇いたり小腹が空いたときにもティータイムになります。

、、、ということは、一日3回~6回は紅茶を飲んでいることになります。

嗜好品として紅茶を飲むことが多い日本人にとっては驚きの頻度だと思います。

かなりの紅茶好きの私でも、一か月経つと

「冷たいお水が飲みたい。。。」

と思うようになりました(笑)

そんなキルギス人にとっては欠かせない、ティータイムの様子を見てみましょう!

 

ティーセットの紹介

ティータイムに必要なセットを見ていきましょう。

まずはひとつめ、

・茶葉と少量のお湯が入った小さいティーポット(左)

・沸かしたてのお湯が入ったやかん(右)


 

・紅茶を注ぐお茶碗

日本のごはん茶碗と同じくらいのサイズです。


 

・ミルクティーに使う牛乳

田舎では家の牛から搾ったものを一度沸騰させてから飲んでいます。


 

・砂糖

キルギス人は紅茶には必ず甘みを足して飲みます。子供は山盛り3杯とか入れちゃうので、糖分の摂りすぎが心配です…。


 

・パン

キルギス人にとって、パンも欠かせません。日本人にとってのお米位大切なものです。どの家庭でも必ずお母さんの手作りです。

こんな風にお家で焼きます。焼きたてはふかふかのモチモチでとても美味しいです!


 

・ジャム

ラズベリーのもの(左)と、アンズのもの(右)があります。庭でとれた果物を使った手づくりジャムです。


 

・蜂蜜

もちろん天然のものです。1リットル約350円で売ってたりします。安くて美味しくて健康に良い!


 

・カイマック

牛乳の水分を抜いたクリームです。もったりと重たい生クリームだと想像してもらうとよいでしょう。(私のイチオシです!)


 

・チュブグ

バターと小麦と砂糖を混ぜて煮詰めたもの。ザリザリ甘いです。


 

・プリプラーバ

トマトと唐辛子でできた冷たいソース。かなり辛いですが病み付きになります。


さて、これで必要なものは全部揃いました!

シューーッとお湯の沸く音がしたら、ティータイムの始まりです!

 

ティータイムの始まり

家族皆が揃っている場合は、お母さんがみんな分のお茶を注いであげます。

 

申し訳なくなって自分で注ごうとしたら、

「いいから座ってなさい」

と手で制されました(笑)

 

お茶碗に濃く淹れた紅茶を少し注ぎ、そこにお湯を足して薄めます。

「この茶葉は何分蒸らして…」

とかは考えないようです。彼ら割と適当に飲んでいます(笑)

 

因みに、年上の方やお客さん(コノッコ)には目一杯注いではいけません。6割位の量でおさえます。「お茶碗いっぱいに注ぐ=相手を尊敬していない」という意味になってしまいます。

 

ミルクティーの場合は紅茶と一緒にミルクも注いでお湯で薄めます。

ここで紅茶を濃く淹れてしまうと

「体に悪いから薄めて」

って言われます(笑)特にご年配の方に。

 

お母さんからお茶を受け取ったら、砂糖orジャムを入れて飲みます。

 

個人的には紅茶にラズベリージャムをたっぷり入れて、果肉も楽しみながら飲むのがオススメです!

 

ミルクティーはこんな感じになります。

 

紅茶のお供には、パンにジャムやチュブグ、カイマックを塗って食べたりします。

 

因みに私の一番のおすすめは、パンにプリプラーバを浸し、その上にカイマックを乗せる食べ方です。

こんな風に

キルギス人のお母さんには

「かなりの邪道よ、沢山食べたらお腹痛くなるから控えたら?」

って言われてますが、カイマックが程よくプリプラーバの辛味を押さえてとても美味しいんです!

全く控えることなく沢山食べちゃってます(笑)

パンに塗るもの、紅茶に入れるものは色々試して自分のお気に入りを見つけると楽しいですよ!

 

皆と他愛のない話をしながら紅茶を飲んだ後、

しっかり体が温まったら、皆で手を合わせて

「オーミン」(ご馳走さまでした)

と合掌します。

 

まとめ

今回は、キルギスのティータイムの紹介でした。

彼らのティータイムは家族や友人、同僚達との大切なコミュニケーションの場になっています。

ティータイムの数だけ、仲間との絆を深めあっているのですね。

 

とはいえ、ひとつ難点が…

 

急に紅茶をのむ頻度が増えたからか、歯の表面に茶渋がついて落ちなくなってしまいました。

…地道にホワイトニングを頑張るしかありません。

皆さんもご注意を

 

 

今回の記事も読んで頂き、ありがとうございました!

いつか詳しい茶葉のお話もしますね(私が一番楽しみ)

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

クルシュクンチュー!

 

この記事を書いた人

中央アジアのキルギスにて、大自然の綺麗な景色と牛や羊達に囲まれながら生活しています。

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