Bonne année!(明けましておめでとうございます)
皆さんお正月と言えば、、!?私はニューイヤー駅伝に箱根駅伝!!どちらも見れませんでしたが、駅伝が好きです。Sachiです。本年も宜しくお願い致します。
カメルーン(私が住んでいる周辺)はそれ程お正月感がない雰囲気でしたが、12月31日のマルシェ(マーケット)は賑わっており、1月1日は家族や親戚が集まってご飯を食べるそうです。
私も地元の方に招待していただき、美味しいご飯をいただきました。特にこれといって特別食べるものはないみたいですが、普段より豪華なご飯になっているようでした。
という事で、本日は『作ってみよう!カメルーン料理!第1弾』バナナマラクセをご紹介致します。
バナナマラクセ(Banane malaxe)とは
バナナ料理。“バナナマラクセ”をインターネットで調べた所、日本語情報は数えられる程しかでてこなかったのが驚きです。なぜならこれ、個人的においしい!と思うから。
どうやらカメルーンでもよく食べる地域とそうでない地域があり、私の住んでいる西部州ではよく食べられているそうです。私はかれこれ3.4回近所の方からいただきました。
名前にバナナがつくだけあってもちろんバナナがメインの料理です。しかし、日本で売っている一般的な熟した黄色いバナナではなく、熟す前の緑色の皮をまとった甘さ控えめバナナを使います。バナナの代わりにプランタンと呼ばれるバナナによく似たこれまた甘さ控えめバナナのようなものを使う場合もあります。
これをすりつぶしたコンディマンヴェール(Condiment Vert)、落花生と一緒に煮込みます。
コンディマンヴェール(Condiment Vert)はカメルーン料理によく登場する材料で、「セロリ、長ネギ、バジル」の緑色の野菜3つを指します。マルシェでコンディマンヴェールをいくら分欲しいか伝えるとお店の方が3つをバランスよく組み合わせてくれます。
↑コンディマンヴェール(Condiment Vert)、これで100FCFA(約20円)
さて、バナナマラクセの味ですが、表現するなら、「何が混ざっているのかよくわからないけどなにこれおいしい!」です。始めて食べたのは隣の家の方からいただいたもの。
↑いただいたバナナマラクセ。黄色いどろっとしたスープ?ソース?にバナナがドーンと。
黄色くて正直見た目の感想は「え、なにこれ」ですが、食べてみたらおっと「むっちゃおいしいやーーーん!!どうやって作るの??」って聞きたくなります。聞きました。そして作ってみました!!
作ってみようバナナマラクセ!
材料 (3~4人分)
バナナ(熟すだいぶ前の緑色のもの)もしくは
プランタン(こちらも皮が緑色のもの)・・・8本前後
落花生(ピーナッツ) 1カップと少々
長ネギ 1~2本
セロリ 1~2本
バジル 少々
玉ねぎ 大1個
ニンニク 10欠片程
生姜 手の甲よりも二回りくらい小さいもの 1個
唐辛子 1~2個
ポワソンフュメ(乾燥している魚) 3匹 (なければ何かのお肉でも◎)
サラダ油 大さじ3前後
塩 少々
コンソメ(お好みで)
作り方
1.落花生は調理開始3時間前から水につけておいておく。
2.ポワソンフェメを水につける
3.落花生、ポワソンフェメ以外の材料を切る(後に機械でつぶしやすいように一口大程度に)
↑バジルは葉っぱだけ使うので、この部分は捨てます。
4.主役のバナナの皮を剥く 一般的には1本そのまま切らずに使用することが多いですがお好みで1口サイズに切ったりしても◎私は半分に切りました。
5.バナナ、ポワソンフェメ以外の材料をすりつぶす。
落花生の水気を切り、野菜と一緒にすりつぶします。
カメルーンでは材料をすりつぶしてくれるお店があります。材料を容器に入れて持っていくとザザザッとあっという間にすりつぶしてくれます。1回100fcfa(約20円)。ミキサーがあればミキサーでも◎
↑このように機械に材料を入れ電源を入れると
↑すりつぶされたものが下からでてきますが、
長めの棒で押し込み、さらに少量の水を加え綺麗にすりつぶしてもらえます。
↑そして、こんな風になります。
家に帰ったら続きです。
6.ポワソンフェメの骨と頭をとる(軽く洗う感じで)
骨と頭は捨てます。家庭によっては猫や飼っている動物に与えているそう。
7.いよいよ火を使います。鍋にバナナとバナナが浸るくらいのお水を入れ中火で沸騰するまで待つ
8.沸騰したらポワソンフェメを入れ3分ほど待ち、、、
その後すりつぶした材料を入れ5分ほど煮込む。
↑グツグツしてくると緑色の汁が勢いよく飛んでくるので注意です。
9.バナナに火が通ってきたらサラダ油をさっと鍋1周円を描くように入れる
10.塩を振りかける
11.味の調整。油や塩を増やしたりお好みでコンソメを入れても◎
12.お皿に盛り付け完成です
Bon appétit!
まとめ
盛り付けは工夫次第ですが、バナナマラクセは映えにくい。家庭によって味がかわる。味どころか色も変わった、、、。
今回記載したレシピでもおいしくできますが、バナナ、プランタンは熟す前の物を使用することをお勧めします。
是非挑戦してみてください!!
それではまた
Bonne journée (よい1日を)
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