ナマステ!
最近、インドのチョコパイと日本のチョコパイは全然違うという発見をした いとかほです。
(インドのチョコパイには卵やお酒が使われていないため、ポソポソしています。)
「夜に爪を切ると親の死に目にあえない」「霊の話をすると霊が寄って来る」といった話を耳にしたことはありませんか?
これらは一般的に、「迷信(めいしん)Superstitions」と呼ばれるものです。
迷信とは、「超自然的な因果関係によって説明され、現代科学と矛盾するあらゆる信念または実践」を指します。
専門家や科学者などによって実際に「迷信かどうか」解明されることもありますが、一般に広まって人々の間に根付いている「迷信」がこの世には多く存在しているのです。
今回はインドで信じられている様々な「迷信」について紹介したいと思います!
Let’s 迷信♪
たくさんあるよ!インドの迷信
「邪眼(Evil Eye)」
インドでは「邪眼(Evil Eye)」と呼ばれるものが人々に不幸をもたらすものだとして信じられています。
例えば、小さな子どもが目の周りをアイラインのように黒く囲っている姿をよく見かけます。
これは決して目を大きく見せるためではなく、目の周りを黒く囲んだり、顔に模様をつけたりすることで「邪眼」のもたらす不幸からかわいい子どもたちを守るとされているからだそうです。
また、同じ「邪眼」を防ぐ方法として、家の玄関に「魔除け」を吊るすという方法もあります。
インドでは7つのチリ(唐辛子)とレモン1個にひもを通したものを玄関に吊るしているのをよく見かけます。
子どものアイラインや軒先のレモンを初めて見たときは「なんじゃこりゃ!」と驚きましたが、様々な地域で見られることからインドではかなり根付いている慣習のようです。
現代でもインドに存在する「魔女狩り」
「魔女狩り」と聞くと、中世ヨーロッパなんかを想像する人も多いのではないでしょうか。
インドでは現代でも魔術や黒魔術が効果的であると信じられている地域があります。
インドの田舎、主に村などにおいて、「魔女医師(witch-doctors)」と呼ばれる存在の人々がいます。
村人たちが家族の健康や経済、結婚などについてこの「魔女医師」に相談するケースがよくあるそう。
しかし、そんな不思議な存在の彼らに対して「インチキだ!」と不信感を抱く人々もいます。
反対する人々から「魔女狩り」のような仕打ちを受けることもあるそうで、
実際に2001年から2006年の間にはインド北東部アッサム州で約300人がこの魔女狩りによって死亡しています。
魔女の存在を「迷信」とする人々もいますが、地域によっては信仰の対象とされているんですね。
「夜にほうきがけをすると貧乏になる」
インドでは、夜に掃除(ほうきがけ)をすると貧乏になるという迷信があります。
夜にほうきがけをすると繁栄を司る神であるラクシミ―神が家から出て行ってしまうことから貧乏になる、とされているそうです。
しかし、これは一般的に「迷信」とされています。
昔、電気が無かった時代にはろうそくの明かりが頼りとされており、
夜にほうきがけをするとその明かりを消してしまうことからこのような迷信が出来たと言われています。
「妊娠中は外出してはいけない」
妊娠した際、「お腹に胎児がいる間は外に出てはいけない」という迷信があります。
というのも、太陽の光を吸い込む悪魔によって胎児に悪い影響を与えるとされているからだそう。
しかし一方では「紫外線から身を守るために外出を控えるのが良い」という意見もあるようです。
果たしてこの迷信には科学的な根拠があるのでしょうか……。
「生理中の女性はキッチンやお寺に入れない」
インドには生理中の女性は「純粋でないもの(impure)・不潔なもの(unclean)」とみなされ、キッチンやお寺などに入ることは良くないという迷信があります。
現代では都市部を中心に「生理」に対する理解が進んでいますが、村などに行くと生理中の女性を隔離するための小屋を設けていたり、人々が生理中の女性との接触を避けていたりと未だ一部の人々の間には根付いた迷信です。
「パッドマン」という日本でも有名なインド映画のメインストーリーにも、この迷信が深く関わっています。
一見、女性差別ともとれる迷信ですが、実はこの迷信には別の見方もあり、「生理によって起こる貧血や、ストレスを感じた状態から女性を守る」という背景から出来たともされています。
「生理だからといって家事を怠るな!」という考えとは反対で、ただの悪い迷信では無いのかもしれませんね。
「床に髪の毛が落ちたまま放っておくと喧嘩の原因になる」
理由はシンプルで、食べ物の中に床に落ちている髪の毛が入ってしまうからだそう。
それだけで喧嘩に繋がるかは…….不明です。
「鏡が割れると7年間不幸が訪れる」
7年という期間については不明ですが、インドには鏡が割れると7年間不幸が訪れるという迷信が存在します。
その昔、鏡は非常に高価で今と比べて質もあまり良くありませんでした。
このことから高価な鏡を割ってしまわないように先人たちはこのような迷信を作ったとされています。
ちなみに私はインドに来て1か月目に鏡を落として割りました。インドにいる間は常に不幸かもしれません。
「日没後に爪切り・ひげ剃りをしてはいけない」
これは日本の迷信と似ていますね。
インドでも似たような迷信が信じられており、電気が無かった時代に日が落ちて暗くなった後に爪切りや髭剃りをすると手元がよく見えず肌を傷つけてしまう恐れがあることから生まれたとされています。
しかし、理由はそれだけでなく、インドの年配の方の間では「傷ができて血が出ると、血を求めて悪魔がやって来る」という言い伝えもあるそうです。
「猫が道を横切ったら立ち止まらなければならない」
インドには「猫が道を横切るのを見かけた際、その場に立ち止まらなければならない」という迷信があります。
この迷信は多くの人々に知られていて、かなり有名です。
その昔、人々が馬車や牛車で移動していた時代の話。夜に暗い森を抜ける際にはランタンが使用されていました。
猫が目の前を通ると馬車のランタンの光に反射してその目が光り、それに驚いた馬や牛が思わず止まってしまうことから出来た迷信と言われています。
日本にも「黒猫が横切ると不幸になる」という迷信が存在しますが、インドの迷信では猫の色は特に何色でも良いそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はインドに伝わる「迷信」についてご紹介しました。
インド独特の文化だなぁと感じるものもあれば、中には日本の迷信に似たものもありましたね。
注意していただきたいのが、今回ご紹介した9つの迷信はあくまで「迷信」です。
科学的に証明されているものではないので、100%事実ですと言い切ることはできません。
信じるか信じないかはあなた次第です・・・。
ぜひ話のネタにでもしてください。それでは、ふぃるみれんげー(また会いましょう)
↓参考にした動画↓
【Top 10 Superstitions in India and Possible Scientific Reasons Behind Them】ーBeinG Vlogger
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