Bonjour、こんにちは。
住んでいる地域では乾季が始まったようで、2.3日前から晴れの日が続いています。
さて、今回は私の好きなカメルーン料理の1つMets de pistache(メッドゥピスターシュ)についてご紹介します。
↑こちらがMets de pistache(メッドゥピスターシュ)
見た目からどのような味か想像できず恐る恐る食べてみたら、とってもおいしい!!!
名前も知らない食べ物だったので、伺ってみるとMets de pistacheだよと教えていただきました。
Pistache(ピスターシュ)とは
Pistacheを仏和辞典で調べると”ピスタチオ(ナッツ)〔料理・菓子に用いる薄緑色のアーモンド〕”、”薄緑色の”とでてきます。カメルーンでPistacheというとこちら。
検索エンジンで「Pistache africaine」や「エグシ」等で調べると出てきます。
大きさは様々で丸っこい形をしています。
食べるのは中の種。
割って種を取り出し
乾燥させてさらに割って可食部を取り出します。
1つ1つ手作業で大変、白っぽい色をしています。
それでは続いてMets de pistacheの作り方!
Mets de pistacheの作り方
~材料~ 約8人分
・ピスターシュの種 5カップ
・燻した魚(Poissson fumé:ポワソンフュメ)お好みの量
・油 約200cc
・白胡椒(粉末) ひとつかみ
・黒胡椒(粉末) ひとつかみ
・唐辛子(粉末)ひとつまみ
・塩 ひとつかみ
・コンソメキューブ 1個
~用意するもの~
・バナナの葉 10枚前後 芯の固い部分を割いて取り除いた葉を火で炙るか日に当てて柔らかくし、破れにくくしておく
・バナナの幹(紐の代わりに)
・桶やボール(材料を混ぜる用)
・混ぜる木ベラ的なもの
・お玉
・大きめの鍋
~作り方~
1.ピスターシュを水で洗い汚れを取ってから機械ですり潰す(少量の水を加えて)
↑すり潰すとこのようになります。
2.燻した魚(ポワソンフュメ)を水につけて頭や骨を取り除く
↑Poissson fumé:ポワソンフュメ このように乾燥された魚が市場に売っています。
魚の見た目は少々不安な感じがしますが、味はおいしい。個人的にはくるんと丸まっている方の魚が好き。鯵っぽい味します。
火を通さずそのままおやつ感覚でも食べられます。
4.1ですり潰したピスターシュに塩、白胡椒、黒胡椒、唐辛子を入れよく混ぜる。調味料の量はお好みで加減すること。
5.3で用意した魚と油を入れてさらによく混ぜる
6.よく混ざったら鍋の準備!水を数センチの深さになる様に入れバナナの葉を1.2枚鍋の底に敷き火をつけける。
7.バナナの葉を手のひらに準備し、5でできたピスターシュをお玉2杯分ほど取りのせる。
8.漏れないようにきれいに包みこみ、紐(バナナの幹)でしっかりと結ぶ。
↑紐がわりにもなるバナナの幹
9.鍋にきれいに並べて再度水を入れて蓋をして蒸す。水の量は数センチ程で、水がなくなりそうになったら追加し、常に蒸されるような状態で2時間程待てば完成!!
Pistache(ピスターシュ)の上に一緒に食べるイモ類を並べて一緒に蒸す事もできます!
今回はIgname(イニャム)と一緒に調理しました。
↑完成☆
できたてのあったかいのがやっぱりおいしい!!
味は、はんぺんに塩コショウと魚の干物を入れましたみたいな感じ、、なんかまずそうな例えになってしまった。
毎日食べたいくらい好きですが、なかなかレストラン等では見かけない一品です。
今回は魚を使いましたが、牛肉バージョンも美味しいです。
(魚の方がややお財布には優しい)
芋以外にもプランタン(バナナ)を組み合わせたりして食べられています。
正直最初は2時間も蒸すの!?と思っていましたが、じっくり調理するからこそ成せる味なのかなと感じました。
ピスターシュは今回ご紹介したメッドゥピスターシュ以外にも、ソース(スープ)状にしたSauce pistache(ソースピスターシュ)としても食べられています。
↑ソースピスターシュも美味しい!!
カメルーン料理はまだまだたくさんあるので、色々作り方を教えていただき、食べてみたいと思います。
それではまた
Bonne journée よい一日を~
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