日本人移民のはじまり場所

D-トラベル

ボンジーア!!

最近、ブラジル人にポルトガル語の矯正されてるブラジル在住のJuriです。

 

 

突然ですが、皆さんはブラジルの日本人移民の歴史を知っていますか?

 

ブラジルは日本から見てちょうど地球の反対側にあるにも関わらず、

たくさんの「日系ブラジル人」がいます。

日系ブラジル人」とは、およそ100年前にブラジルの移民してきた日本人の子孫を指し、

日本にルーツを持ち、ブラジルで生まれ育った人たちのことです。

ブラジルの日系社会は世界最大級と言われており、

ブラジルの日系人は約300万人とも言われています。

 

そして彼らが最初にブラジルの地を踏んだとして、

日本人移民の始まりの地として知られている街があります。

 

今日はそんな日本にゆかりのある街、

サントスの魅力を存分にご紹介したいと思います。

 

日本人移民はじまりの場所 「サントス」

サントスは、サンパウロ市内からバスで1時間ほどでいける港町です。

サントスは港町というくらいですから、ビーチとしても有名な街です。

 

サンパウロは盆地で海もありませんから、

都会に疲れた都会っ子が週末になると、こぞってサントスを訪れます。

都会から1時間でいけるビーチというのも魅力の一つですよね。

街並みはまるでヨーロッパ

この街は旧市街新市街に分かれています。

 

バスターミナルのある旧市街には、昔ヨーロッパ諸国の植民地支配を受けていた影響で

ヨーロッパ風の建物が立ち並び、まるでヨーロッパの街を歩いているかのようです。

この旧市街は歩くだけでもフォトジェニックな場所が満載で、

ブラジル人女性によるインスタグラムにあげるのであろう

写真の撮影会が繰り広げられていました。

(*日本人同様)

サッカーの王様ペレの博物館

もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、

サントスといえば、そう。

あのサッカーの王様ペレがプレイした

サントスFCのホームなのです。

同じく、日本のサッカーの王様と言っても過言ではない、カズ。

彼もここサントスのチームで活躍したことでも有名です。

 

街を歩いていると、サントスFCは今でも地元の熱い愛情を受け、

育っているチームだということがよくわかります。

 

街にはサントスユニフォームを着た人とよくすれ違い、

(さすがブラジルというべきか)

スタジアム横には大きいサントスショップがあります。

 

今回は日本人の友人2人と行ったのですが、

2人ともしっかりサントスユニフォームを購入。

ブラジル人はイメージ通り、やっぱりサッカーが大好きなんですよね。

 

みんなルールもしっかり理解した上で応援しているからこそ、

いいプレーには熱狂的な声援を、

悪いプレーには辛辣なブーイングを浴びせられます。

 

そして、なんと「ペレの博物館」まであるんです!

ペレは現役引退こそしているものの、生きてるんですよ?

生きてるうちに自分の博物館ができるってどんな気持ちなんでしょうね。笑

 

こちらはペレの使用したサッカーボールでしょうか。

こんな丁重に扱われているサッカーボールは生まれて初めて見ました。

 

もちろん、カズもいました。

サッカー王者の国で、歴代の伝説選手と並んで壁画になったカズは

やはり世界のカズだと思わせてくれますね。

サントスの名産、コーヒーの博物館

また、ここサントスはコーヒーの名産地としても知られています。

旧市街には「コーヒー博物館」があります。

建物はこんなおしゃれなヨーロッパ風の建物。

中には特製グッズも満載。

国内、国外へと幅広く輸出しているんですね。

日本でもサントス産コーヒー豆があるのか気になりますね。

どなたか見つけたら、ぜひ私にご一報ください。

 

コーヒーの実からどのような過程を通って

私たちの知ってるコーヒーになるのか、

おもしろいですね。

もちろんサントス産コーヒー豆から挽いたコーヒーが飲めるカフェもあります。

今回はこちらで朝ごはんをいただきました。

外から見てもかわいいのですが、

中から見てもめっちゃかわいいのです。

 

昔の建物をうまく改装して、

レトロな雰囲気が残った内観がたまりません。

 

カフェ巡りが好きなそこの女子、必見です。

超ビックサイズビーチ!?

そう、ここサントスのビーチはとにかくでかい!!

私が住む街もビーチがある街ですが、大きさがまるで比になりません。

ビーチ沿いの道路から岸までの砂浜の距離がおよそ200メートル。

ずーっと砂浜を歩いてやっと海水に触れることができます。

 

そして驚くほどの遠浅

 

これなら小さい子どもも安心です。

岸から100メートル先まで進んでもふくらはぎくらいの水深です。

 

サンパウロ在住の友人も

久しぶりの海に大はしゃぎ。

日曜日ということもあって大賑わい。

動く屋台もたくさんあります。

アイスクリームやジューススタンド、トウモロコシ、、。

今日はトウモロコシをいただきました。

これで7レアル180円くらい。

うーん、少し観光地価格な気もしますが、

美味しかったのでよしとしましょう。

 

そして、

サントスへ来た目的といっても過言ではない、

こちら。

日本移民がブラジルに上陸してから100周年を記念して設置された記念碑なのです。

 

実は、これと全く同じ像が神戸にもあるんです!

初めて移民たちの旅立ちは神戸港がスタートだったのです。

なんかこんな地球の反対で世界が繋がっていると思うと、胸にくるものがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は日本人移民のはじまりの地、

「サントス」をご紹介させていただきました。

 

サンパウロ市内からもバスで1時間ほどでいけるビーチのある街。

サンパウロの都会に疲れたら、ぜひ立ち寄って見てくださいね。

 

ではまた!

 

チャオチャオ!!

この記事を書いた人
Juri Kikuchi

ブラジル在住。ポルトガル語と格闘しながら、日本語教師として日本の良さを広めるために活動中。
理学部生物科卒業。大学在学中に休学し、ギター背負って中南米を放浪。コスタリカで野生動物保護NGOでボランティア、メルボルンでワーキングホリデーを経験。沈没型バックパッカー。

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