トゥーウォー!(おはようございます)
ミクロネシアはコスラエ在住のケロです!
前回・前々回とコスラエのフード特集で「サシミ」「マングローブガニ」「コスラエスープ」に続き、
「スキヤキ」「スシ」「ウム」の紹介をしました。
コスラエにはおいしいものがたくさん。
でも,おいしいごはんだけじゃなくて…
太平洋に浮かぶ暑いコスラエでは,時々無性に甘いものが食べたくなります!
そこで,今回・次回との2連続でコスラエのスイーツ特集をしたいと思います!
特に焦点を当てるのは「自然の甘味」たち。
母なる「スリーピングレディ」が育んだコスラエの自然の甘味を紹介していきます。
他州からも大人気!コスラエのフルーツと言えば…
さて,「自然の甘味」といえばやはり「フルーツ」ですよね。
実は,他州の人からも大人気の,コスラエを代表するフルーツがあります。
それがこちら。
コスラエの「タンジェリン」です。
昔日本人がコスラエに持ち込み,今ではコスラエを代表するフルーツとなったこのタンジェリン。
みなさんがご家庭でも慣れ親しんでいる温州みかんと,
ホテルの朝食などによく出るオレンジの中間に近いような感覚です。
薄皮は少し固めで,その爽やかな香りはオレンジに近い感じ。
実の中のはじける果汁のみずみずしさやその,甘さは温州みかんに近い感じがします。
食べ始めたら止まりません。
道のその辺で採れてしまう!!(人の家のやつは取らないように☆)
他州の人がコスラエにいく事があったら,
「絶対タンジェリン買ってこいよ!!」と家族にお願いされるんだそうです!笑
他州の人も認めるほどおいしいってことですね。
和名「パンの実」!?
みなさんは「パンの実」と呼ばれるフルーツをご存知でしょうか?
こちらです。
大洋州ではとてもポピュラーな食べ物で,英名だと「ブレッドフルーツ」と呼ばれます。
蒸すとこんな感じになります。
味や食感はさつまいもに近いと思います!
ホクホクでほんのり優しい甘みがあります。
大洋州の国々では主食としてよく食べられています。
コスラエの伝統的なごはんだとこのようなスタイルになります。
蒸したブレッドフルーツやタロイモ,バナナを主食に,マグロのソテー!
今でも変わらずコスラエの人に愛されています。
コスラエでは冠婚葬祭の時に来てくれた方におみやげを渡します。
このようなパンダナスの葉で編んだバスケットに食材を入れて渡してくれるのですが…
ブレッドフルーツが入っているのが見えますか??
ここでも定番なんですね!
これはブレッドフルーツをサクッと揚げたものです。
揚げると甘みがさらに増すので個人的にこの食べ方が一番好きです!!
チップスにしてもおいしいという情報を聞いた事もあるので,いずれ試してみたいです!
日本でも大ブームのアレを使ったスイーツ!
前回紹介した「ウム」を覚えていますでしょうか?
実はあの「ウム」でスイーツも作ってしまうのです!
それがこちら!
バナナの葉で包まれた何か。
葉っぱをめくると…
なにやら蒸しパンのようなマドレーヌのようなものが出てきました!
これは「バショクウシュ」という食べ物です。
コスラエ語で「バショク」はタロイモ,「ウシュ」はバナナなので,訳すと「タロイモバナナ」となります(笑)
料理でもコスラエアンネーム炸裂です(笑)
そしてこちらは日本でも大人気の「アレ」を使ったバージョン!
おや?さっきのよりも見た目がプルプルしていますね。
そう,これは「タピオカ」を使ったものです!
とてもモチモチした食感で食べごたえがあります。
コスラエではタピオカもよく採れます!!
これまた道のその辺に生えています。
僕はコスラエに来るまで,タピオカは黒い粒に加工された姿しか見た事がなかったので,収穫前を見る事ができて感動しました。(写真がなくてすみません。ぜひ調べてみてください!)
ちなみにコスラエ語でタピオカは「テピューカ」です。
これまた言う人のさじかげんやなって感じです(笑)
このタイプは中にバナナをそのまま入れるのがポピュラーです。
ということで名前は,「テピューカウシュ」
名前の後ろに調理法の「ウム」をつける事もあるようですね。うむ。
まとめ
いかがでしたでしょうか,コスラエの自然の甘味。
まだまだこんなものではありません,次回のpart2でまたお会いしましょう!
カットファオーシュン!(またお会いしましょう!)
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