ワナッカム!
南インドチェンナイのHikariです。
今回は途上国で気になる&心配なことの究極、病院・医療について書きたいと思います。
途上国と聞くと、
なんか変な病気になりそう。。。
体調崩したらどうすればいいの?
病院あるの??
お医者さんは信用できるの???
と、もしもの場合を考えると心配が尽きませんよね。
実は今回、ちょっと病院にかかることがありましたので、その様子を紹介しつつ、インドの医療事情をお伝えしたいと思います。
あ、私は大丈夫です。ちょっとハゲかけただけですwwwwwwwww
病院に行きたい!どうやって病院を決める?
海外に来て生活環境が変わると、気を付けていても体調を崩してしまうこと、あると思います。途上国となればまたそのリスクは先進国よりも高いのではないでしょうか。
インターネットで検索してみたり、日本から持参した薬等で対応してみても改善が見られない、そんなときはやはり現地の医療機関を頼らざるを得ません。
私もここインドに来てから、頭皮にトラブルが起こり始め、生活に困るほどではないのですが悪化の一途を辿っていましたので、所属先の健康アドバイザーとも相談した結果、医療機関の受診を決めました。
まず決めるのはどの病院に行くか、です。
日本でもそうだと思いますが、かかりたい専門医のいる病院に行きましょう。私の場合は皮膚科ですので皮膚科のある病院を探しました。
さて、次の病院を絞るフィルターが日本とは違います。
もちろん住まいとの距離、診察時間なども大事ですが、それよりも先に気にしてほしいのが病院のランクです。
悲しいですがインドは貧富の差が激しい国です。
人々は所得によって全く水準の違う生活をしています。
そして医療の水準もそれに準じているのです。
つまり低所得の人々が行く国立病院は医療費がほとんどかからない、下手したら無料である代わりに、設備が古くて、衛生面も医療レベルも安心して受けられるとは言えません。それに対して、高所得者が行く病院は、施設や機器も整っていて、最新の医療が受けられるということなのです。
早い話、お金さえ払えば高い水準の医療サービスが受けることができるということです。
日本のようにどこへ行ってもほぼ一定水準というのは当たり前ではないのですね。
というわけで、大事な体のことですので、私立の大きな病院を選ぶことをお勧めします。
インドの医療水準がCOOL!
私が決めたのはチェンナイを拠点にインド各都市50以上の病院、100以上のクリニックをもつ
APPOLO HOSPITALS
チェンナイ市内だけでも20か所くらいあるアジアでも最大級の病院です。
こんな大きな病院があるって意外でしたか?
インドと聞くと、混沌とした衛生面が整備されていない景色をイメージする人が多いかと思いますが、実は医療に関しては日本にも引けをとらない水準なのです。
その理由を紹介します。
インド人医師は海外で医療を学ぶ人が多い
インド人はイギリスの植民地であった過去や、州によって話す言語がまちまちであるために、一定水準以上の教育を受けた人であれば英語が堪能です。よって専門用語を必要とする医学の分野においても、言葉の壁はほとんどないのです。事実イギリスで勤務する医師の約半数がインド人と言われているほどです。そのため西洋医学の技術は十分にインドに流通しているのです。
症例数が多い
また、インドは人口が多いことで知られています。当然病院にかかる人口も多く、医師は若い時から多くの症例に直面し、経験を踏んでいるのです。担当のドクターが経験豊富と聞くと確かに安心しますよね。
予約はいる?いらない?
さぁ病院も決めたので早く受診したいところですが、そんな大きな病院、いきなり行って診てもらえるの?外国人だし、何を持っていけばいいの??という不安があるかと思います。
ここに書くのはあくまで一例で病院によって異なるかもしれませんが、
結論として
いきなり行って大丈夫です。
ただ、その前にお目当ての専門のドクターがその日にいるかどうかの確認をしておくこと、そして日本でもそうかと思いますが、飛び込みの初診は多少待ち時間を覚悟しておくことは必要です。
ですが私は不安+待ちたくなかったので予約をしました。
というのも病院を探す段において、ホームページ上で簡単に予約が取れそうだと分かったからです。
ホームページ内には
ドクターをさがす(FIND A DOCTOR)
という項目があり(写真左)都市、専門、経験年数、外来受付時間、対応できる言語などが写真付きのプロフィールと共に検索できるようになっています。
(なんと!この記事を書いているときに日本語に対応している皮膚科ドクターがいたことを発見!)
日本とは違い、単にその病院を予約、ではなくこのドクターと何時にアポイントメント、というのがこちらの予約なのですね。
私は正直、皮膚科医ということ以外何を重視して決めたらよいか分かりませんでしたので、場所から絞って予約の時間の幅が広かった女医さんをセレクト。
時間と自分の情報を入力して予約ボタンクリック!
でよかったはずだったのですが、、、、
なぜか何度やっても
Unable to register at the moment(現在登録できません)
の表示が。。。(TOT)
いまだに理由は分かりませんがこれで予約できたらかなり楽でした。
ということでらちがあかないので、ホームページにある番号に直接電話をしました。
もしもし、私は日本出身のHikariというものですが、頭皮にトラブルが起きているのでそちらの皮膚科を受信したいのですが。
アポロ病院をお選びいただきありがとうございます。
今どちらにお住まいですか。
??
チェンナイです。
では予約を取りますので今から言うメールアドレスに名前を電話番号、ビザの番号、希望の医師と日程を送ってください。処理に2日かかりますので予約はそれ以降の日程でお願いします。
だいたいこんなやり取りだったと思います。
対応は丁寧でしたが、その日に行きたかった私はめんどくさ・・と思ってしまい、今日はダメなんですか!?と食い下がりましたが外国人である私はダメとのこと。口頭でメールアドレスを言われたので間違えたらオワルと思って必死で書き留めました。
あとで分かったことなのですが、この病院は先ほども言ったように医療レベルが高く、お隣スリランカやカンボジアなどアジアの近隣国から医療サービスを受けるために訪れる人も多いそうで、私もそういった人たちと同じ処理のされ方をしたようです。
とりあえず指示されたようにメールに必要事項とどの皮膚科医でもいいからできるだけ早く受診させてくれ!と書いて送りました。
さて、まぁ予想通りといえばそうですがメールを受け取りましたの確認メールはきたものの、2日が過ぎても返信なし。早く行きたいのにな~とやきもき。。した4日後の朝に返信が来ました!
(訳)脚色有
やっほー
今日の1時半にDr○○の予約がとれましたよ。
パスポートとビザのコピーもってきてね。
え?今日メール来て今日かーい!!!
むしろ5時間後!こっちだって仕事があるんですけど!
と思いながらもせっかくこぎつけた予約なので動かすのは賢明ではないと判断し、出席していたセミナーを抜けて病院に向かいました。
と、まぁツッコミポイントはいろいろありますが、予約はこんな感じでした。しかし前述のように直接行ってもいいと思います。
というのは私が予約メールの返信が来ないとやきもきしているときに、知り合いづてに、チェンナイの日本人ヘルプデスクの方に聞いたところ、その先生なら時間に遅れないし直接行って診てもらえるよと言われたのです。
確かに実際に病院に行ってみても、日本のように待合が人でごった返してる、というような病院イコール混み混みという図は見られませんでした。これもランクの高い病院の良さかもしれません。
気になる受診の流れと病院内の様子は、後半につづく。
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