ナマステ!
最近風邪を引いて、「なかなか治らないな~」とふと周りを見たら周りのインド人もみんな風邪を引いていたいとかほです。
突然ですがこの写真を見てください。
な、なんだこれ?
まるで巨大なチーズですね。ねずみさんも大喜びです!
(※ねずみはチーズを積極的に食べません。これは「シェイクスピア」の戯曲や「トムとジェリー」のイメージからきているそう。)
この不思議な直角三角形をした建造物は、実はチーズではなく 時間を観測するための日時計 なんです!
今回はこの巨大なチーズ……ではなく日時計を見ることができる「ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)」を紹介します!
ジャンタル・マンタルって何?
ジャンタル・マンタルってどことなく漫才コンビ名みたいだな。
漫才コンビのような名前をしていますが、その実態は天文学や占星術に使われる計測機が集められた施設なんです。
その精度は正確で、なんと今でも計測機として使用できるそうです。
天文台って言っても、いつ作られたの?
1728年から1734年に、ムガル帝国のラジプート族カチワーハー家の当主であるマハーラージャー、ジャイ・シング2世によって建てられたそうだよ。
えっ!マハーラージャーって王様だけど、天文台を作ったの?
そう、彼はマハーラージャ―であると同時に天文学者でもあったみたい。
王国の首都をアンベールからジャイプールに移動させたのも彼なんだ。
へぇ~!!マハーラージャ―って不思議!彼は星が好きだったのかな。
ジャイ・シング2世は北インドの各地にジャンタル・マンタル(天文台)を5つ建てていることでも有名です。
今回紹介するジャイプールのジャンタル・マンタルはその中でもとりわけ規模が大きく、2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。
インド国内でも珍しい規模の天文台なんですね。
ジャンタル・マンタルの建造物を一部ご紹介!
ジャンタル・マンタルの象徴ともいえる計測機、Vrihat Smarat yantraです。
こちらは日時計で、その高さは22.6mもあります。
両端に伸びた象限儀(しょうげんぎ)と呼ばれる目盛りのついた定規のようなものは、半径15.5mにも及びます。
この半径15.5mにもなる象限儀に落ちた日の陰から正確に時間を読み取ることができるそうです。
残念ながら階段は登れませんが、雰囲気のある写真が撮れます。
こちらはNabivalayaという名前のヤントラーです。
裏面にも同じような円盤があり、天体の位置(角度)や時間を観測することができます。
円盤には目盛りがついていて、数字もヒンディー語の数字が描かれています。(ヒンディー数字は日常ではあまり目にしないので時代を感じます。)
週末なのもあって、たくさんの観光客で賑わっていました
こちらはJaya prakash yantraというヤントラーです。
よく見ると細かな模様が描かれているのが見えます。
”Prakash”は「光」という意味を持ち、これは天体の位置を測定するヤントラーです。
こちらはRasivalaya yantraという、天体の緯度・経度を測定するためのヤントラーです。
全部で12個あり、それぞれのヤントラーには12星座が刻まれています。ヤントラーの表す星座が子午線を通った際に測定されていたそうです。
写真のように、自分の誕生日の星座の計測機を探してみたり。
計測機の横でポーズを決めたり。
ここ、ジャンタル・マンタルでは天文台として使われていた頃に思いを馳せながら、一度に色んなヤントラーを見て回ることができるので見ごたえ抜群です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はジャイプールにある巨大な天文台「ジャンタル・マンタル」について紹介しました。
シティパレスの一角ということもあり、窓口で購入できるCOMPOSIT TICKET(コンポジットチケット)を購入すれば近場の観光スポット「Albert Hall」「Amber Fort」「Hawa Mahal」など8か所にももれなく入場することができます。
ジャイプール観光の際はぜひ足を運んでみてください♪
ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)の情報
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